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顧客分類11種。別の切り口から新しいコンセプトを生み出そう

長期的なクチコミ戦略のためにはコンセプトが必要であると述べた。ここで改めてコンセプトについて考えてみよう。

飲食店にはどのような顧客がいるのか。指折りくらいはイメージできる人もいるだろう。それならば、あなたは3人制バスケかフットサルチームしか作れない。野球好きならば9人思い浮かべられるのか。実は顧客の種類の違いでサッカーチームが一つ作れる。ここら辺は流石にホットペッパーを運営するリクルートさん。彼らは飲食のシンクタンクを持っており、そこで2012年に『外食する人びと図鑑』という冊子を出した。ここで示された11分類を以下列挙する。詳細は直接冊子をご参考にされたく。

 

  • お料理大好きファミリーゼさん
  • 飲みにケーションミドルさん
  • コスパ重視の堅実女子さん
  • 今週末もミー★ハーお出かけさん
  • ライフスタイルリッチ層

(a) 情報セレクトネイティブさん

(b) 検索上手なグル目利きさん

(c) バブルの申し子、自己表現消費さん

(d) 競争社会から解放されたOLD BOYさん

  • 食事=生命維持さん
  • 定番リピートなジモティーパパさん
  • 自然体リスペクトのマイワールドくん

 

ここまでの分類はなかなかできない。だから素直に参考にしよう。別の切り口からは新しいコンセプトを生む。

 

一つ一つ簡単に見ていくと次の通り。

  • お料理大好きファミリーゼさん

基本専業主婦で、お料理が得意で、そこそこのものを作れるが、特別な日には外食したいという家族。料理の知識は豊富なので、お店のプロでしかできない料理を要求される。

  • 飲みにケーションミドルさん

典型的おじさんサラリーマン。住宅ローンとか子供の学費とかお金がかかる。会社帰りに居酒屋に立ち寄ってダラダラ。基本的に安いことが正義。美味しけりゃベター。

  • コスパ重視の堅実女子さん

お昼は基本お弁当。派遣社員か中堅会社のOL。コスパの良さ重視。クーポンやドリンクサービス等が嬉しい。

  • 今週末もミーハーお出かけさん

流行に乗る。テレビで出た店はいかないと気が済まない。飲食店の検索は店名で探す。話題性重視であり、クーポンやお得情報が来店の後押しに。

  • ライフスタイルリッチ層

(a) 情報セレクトネイティブさん

デジタルネイティブ世代。若いため可処分所得が少なく、将来への漠然とした不安がある世代。サイトやSNS等の情報ツールを使いこなす。リピーター割引は〇。味よりもサービス、おしゃれ感重視。

(b) 検索上手なグル目利きさん

多少高くてもコスパが良ければOK。高級店からB級グルメもよし。TPO(Time Place Occation、時、場所、場合)に合わせて店を選ぶ。特徴のある飲食店を選ぶ。

(c) バブルの申し子自己表現消費さん

バブル世代。いい会社でいい役職に就き、いい給料もらってる層。いい店やこだわりのある店をチョイス。

(d) 競争社会から解放されたOLD BOYさん

住宅ローンや子育てから解放されて、退職金と年金で生活。なじみの店があり個人では新規開拓しない。子や孫に連れられて、新しい店へ行く程度。

  • 食事=生命維持さん

空腹を満たさればそれで充分。外食はあまりしない。してもサラダバーのあるファミレス。かっくらえるファストフード。安さとおいしさとボリューム重視。

  • 定番リピートなジモティーパパさん

外食は家族と。地元のファミレス。ゆっくりと家族で食事できれば良い。味はそこそこで満足。

  • 自然体リスペクトのマイワールドくん

お店選びは基本的に他人任せ。自分で選ぶときは検索上位重視。無難な店であることが

大切。

 

2012年ながらも、顧客の分類分けという点では参考になる。日本人のライフスタイルも10年たてば大幅に変わる可能性もあるので、自分のイマジネーションやアンテナもフル活用して、あくまでこれら分類は参考程度に、応用しよう。今まで以上にイメージが膨らんでくることは確かだ。

 

どんな料理を提供するか、という以上にどんなお客様に来てほしいのかが重要。お客に来てもらわなければ始まらない。

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