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需要と供給で価格が決まる

経済学を勉強した方、そうでなくても「価格は需要と供給で決まる」ということを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

 

最近、飲食店や美容室、整体等をやっていらっしゃる方の大半が、割引クーポンで新規客を呼び寄せ、割引クーポンでリピーターにして、最近足が遠のいているお客さまを割引クーポンで誘って、みたいな価格競争ばっかりやっていらっしゃる方ばかりをお見受けします。なんでこうなるかというと、需要(お客さま)よりも供給(お店)の方が多いからなんですね。なんとわかりやすい。

 

サザビーズという名前を聞いたことがある人は多いでしょう。いわゆる国際的な競売会社です。そこで美術品のオークション等で何十億で落札!とか騒がれますが、なんであんな目が飛び出るような値段がつくかというと、モノが一つしかないのに、それを欲しい人が複数人いるから、になります。あとはその欲しい人がどこまでの値段が出せるかだけの話になるのです。

 

普通の人は市場全体に目を向けてしまい、消費者が自分の商品やサービスにいくら払ってくれるかを気にしています。いわゆる目の付け所の良い人たちは、この需給バランスを観察しています。彼らは自分の商品やサービスを本当に評価してくれる少数を探し出します。そもそも良くある商品を、そのままで販売していては、つまり幅広い市場価格だけを見ているだけであれば、いつまでたっても平均を超えられません。一生懸命、低価格競争をするしかなくなってしまうのです。

 

あなたの商品やサービスは、絶対とは言い切れませんが、ごく少数の人にとってはあなたが自分で思っている以上の価値を認めてくれる人がいます。その場合、おそらく「切り口」の違いを見せるだけで十分なのではないでしょうか。飲食店の例で考えますと、単なるイタリア料理では他のイタリア料理屋と何の差別化も図れておりません。そのときにいや、うちのお肉は「炭火焼」です、それ故、差別化が図れているという人もいますが、焼き方が違うだけじゃないですか。少なからずお客さまにとっては「だから?」で終わるわけです。そのときにお客さまにとってのベネフィットをきちんとお伝えして、それに対して「なるぼど」と思ってもらわなければならないのです。ここでいう「お客さまにとってのベネフィット」こそが、差別化であり、「切り口」の違いなわけです。

 

多くの人から愛されようとする必要はありません。ごく少数の人から、深く愛されればよいのです。深い愛がほしければ、ターゲットを狭めなければなりません。あなたを高く評価してくれる人に注意を向け、その人たちのために働き続けるのです。あなたのすべきことは地球上の万人を喜ばせることではありません。あなたなしでは生きていけない人を見つけ、彼らだけを喜ばせることです。

 

市場全体を見る必要はありません。あなたを求めている人はどこにいるのか、あなたの市場価値は市場全体が決めるのではなく、売り手市場かどうかだけで決まります。

 

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