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味が美味しくても、なぜお客様は全く増えないのか?解決策は?

飲食店のオーナーさんで、
なぜ美味しいのにうちの店には客が来ないのか!
本場のイタリアで修業した、本物の味なのに!
(行列ができている)あっちの店よりも自分の店の方がうまいのに!なぜ?
と悩まれている方がよくいらっしゃいます。
答えは簡単です。

「あなたの店を知らないから。」
「食べてはみたけれど、別にまた食べたいと思わないから。」
「本場のイタリアで修業したからって、だから何?」
です。

そもそも「美味しさ」は個人の主観ですし、
行列ができている店だからあるお客様にとって美味しいとは限りません。
言えることは美味しいから行列ができているというより、
行列ができる店だからとても美味しく感じる、というくらいでしょうか。

あとは味に個性があるから、世間的に受けていることもあるでしょう。

さて、皆さん「ラーメン発見伝」という漫画はご存知でしょうか。
1999年から2009年にビッグコミックスペリオールで連載されており、
美味しいラーメンをいかに作るか、というよりもビジネス上成功するラーメン店をいかに作るかという視点で書かれています。
ちなみにTOKIOの国分さん主演でドラマ化(2004年)されたこともあります。

自分の中でも、お薦めできるグルメ漫画のうちの一つです。

この漫画に芹沢さんという、主人公のライバルであり、繁盛店のラーメン店主が登場します。
切れ者であり、若いのに禿げ頭というインパクトのあるキャラクターです。
ガンダムでいうと、主人公であるラーメン店で独立する藤本さんをアムロとするならば、
芹沢さんは間違いなくシャアです。
ちなみに続編(ラーメン才遊記)では、新しい主人公を育てる役として出てきます。
ガンダム話を始めると長くなるのでここでやめますが、
この芹沢さんのセリフがぐっと来ます。
「奴ら(顧客)はラーメンを食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ。」

このセリフは凄く確信を突いていて、グルメサイトで評判がいいとか、著名な評論家がうまいと言っているとか、
そんな情報に踊らされて、その店に行ってみて、美味しいと思わされている、そんなのが現実だということです。

だから、SNS上でいいね!が多かったり、良い評判がたくさんツイートされていれば、お客は訪れてみようと思うのではないでしょうか。

上のセリフの前に芹沢さんは
「いいものが常に認められるとは限らない。大半の人間は単純で分かりやすい刺激しか理解できない。ラーメンで言えば塩っ辛いとか脂っこいとか奇妙な具だとか、そのくせそういう鈍感野郎に限って、自分はものをわかった人間だと思いたがる。」
とおっしゃられています。

お客様は本物なんて求めていません。自分が美味しいと思えればそれでいいんです。お客様を鈍感野郎だなんて思うのは失礼ですが、心の中ではそう思って、繁盛店を目指しましょう。

そのためには味は最低でも旨いものは当然として、とにかくSNSで情報を制することです。

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