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グルメをプリントする時代でもお客様がやってくる飲食店とは

グルメを印刷できる時代。
まだ先かもしれませんし、もうすぐかもしれません。
数年後がまったく予想のできない時代です。

2013年にNASA(アメリカ宇宙航空局)が、フードプリンターのベンチャー企業に12万5千ドルを出資したことで、3Dフードプリンターに注目が集まりました。火星へロケットで人間が行くためには数か月かかるわけで、その間、ずっと流動食では味気ないものでしょう。食には栄養補給だけでなく、噛むことや味わうことにも楽しみがあります。

宇宙船の中で3Dプリンタで食感の味わえる食をプリントできれば宇宙飛行士にとって望ましいことです。
考えてもみれば、ソフトクリームは現代において3Dプリンティングと言えなくもないですよね。

最近は自炊せず、カップラーメン、レンジでチンで済ませる人も多いと思います。
機械でプリンティングなんて味気ない、本当に旨いのかと半信半疑な気持ちもわかりますが、
衛生面を考えるとコンビニ飯なんて食べられたものではないかもしれませんし、
栄養面を考えるとカップラーメンなんてこれもまた食べられたもんじゃありません。

ただ、3Dフードプリンティングの前に、レストランの人手不足の解消のために、
調理ロボットが出てくるでしょう。
(モーリーロボティクス社)

早ければ2018年にはお披露目と言われていますが、本当の実用化はあと5~10年先とのこと。
そもそも最初の価格は1台92,000ドル(1,000万円超!)ですから、
とてもそんじょそこらの飲食店が買える代物ではありません。
でも年収1,000万円のコックを一人雇ったと思えば1年で償却できるという考え方もできますよね。
しかも24時間働いても、文句も言わないし、風邪もひかないし、働かせすぎて労基に駆け込むなんてこともない。
社会保険に加入させる必要もない。
これなら従業員を雇うより全然いいわ(笑)。

3Dフードプリンターに期待されているのは、現在のところ、人手不足の解消というよりは、
テーラーメイド調理でしょう。
例えば、高血圧の人には減塩の食事、肥満気味の人には糖質制限の食事、
食物アレルギーの人にはアレルギーの元にならない食材を用いた食事、
美容や老化防止のために、抗酸化の食事とか、健康と絡めた可能性が広がります。
また高齢化社会に合わせ、咀嚼力の衰えた方に柔らかめの食事を提供することもできるでしょう。

コックさんがいないレストランなんていうのも、そのうち現れるのでしょうか。
一家に一台、3Dフードプリンターを購入できる時代には、そもそも人は外食しなくなるのでしょうか。
3Dフードプリンターは、前述した調理ロボットもですが、レシピをネットからダウンロードして、
どこでも超一流の味が手に入れられるようになるでしょう。

こんな時代になることも想定し、味以外でも勝負できる飲食店を目指しておく必要があるのではないかと思います。
今でも味だけで差別化するのは難しい時代です。今後その流れは強まっていくでしょう。
自分は飲食はエンターテイメントであるべき、と考えています。

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