BLOG

定性分析項目

金融検査マニュアルは現在廃止されていますが、基本的な考え方は参考になります。事業性評価における定性分析の項目は次の通りです。

 

定性分析項目 補足事項
将来返済力 営業力
技術力
経営者の資質
経営計画
潜在返済力 外部支援度 代表者の家族や外部者、金融機関の支援度
キャッシュフロー 減価償却、本業の順調度
貸出条件緩和債権 元本返済猶予債権 転がし借入、短期継続融資、法定耐用年数内期限、信用保証協会で保全、担保保証で保全
正常運転資金 在庫借入
卒業基準 合理的かつ実現性の高い経営改善計画
資本的劣後ローン 同上

 

さらに、Ⅰ定量分析を行って、計数化し、第1次格付けを行います。それでⅡ定性分析やⅢ潜在返済力分析を行って、最終的な格付けランクを決めます。

 

Ⅰ:定量分析 100 格付 債権者区分 Ⅱ:定性分析
1.安全性項目 (22) 1 リスクなし 正常先 1.経営者能力
自己資本比率 10 2 ほとんどリスクなし 2.企業力
ギアリング比率 12 3 リスク些少 (1)業歴
2.収益性項目 (15) 4 リスクはあるが良好水準 (2)技術力
売上高経常利益率 5 5 リスクはあるが平均的水準 (3)販売力
総資本経常利益率 5 6 リスクはやや高いが許容範囲 (4)経営計画・財務管理
当期利益の推移 5 7 リスクは高く管理徹底 要注意先 (5)銀行取引・情報開示
3.成長性項目 (25) 8 警戒先 要管理債権先 (6)ネガティブチェック
経常利益増加率 4 9 延滞先 破綻懸念先 Ⅲ:潜在返済力
自己資本額 13 10 事故先 実質破綻先・破綻先 1.     実態B/S個人収支試算余力
売上高 8 2.他社支援
4.債務償還能力項目 (38) 3.返済状況の実態
債務償還年数 15
インタレスト・カバレッジ・レシオ 8
償却前営業利益 15

格付けのランクアップ判定では第2次評価(定性分析・将来返済能力)の合計(105点)と第3次評価(潜在返済力)の点数合計70点に係る「チェックリスト」の回答から計算した合計点数を、次の基準に照らしてランクアップを判定します。

合計点数が100点以上:2ランクアップ

合計点数が70点以上~100点未満:1ランクアップ

合計点数が0点以上~70点未満:ランクアップなし

合計点数がマイナスの場合:1ランクダウン

上記の合計点が70点以下でも、企業力の経営計画・財務管理、銀行取引・情報開示の合計が30点未満の場合はランクアップなしとします。

 

 

関連記事一覧