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事業性評価融資の審査プロセス

以下、事業性評価融資の審査プロセスを図示してみましょう。

第1プロセス【企業審査】
第1工程 定量分析チェック 自己資本比率・債務償還年数等
第2工程 定性分析チェック 営業力・販売力等
第2プロセス【事業審査】
  資金使途チェック  

 

 

 

 

第1プロセス

第2プロセスの審査でリスクが大きい場合

担保・保証チェック
短期マネーフロー(資金繰り表) 1)     仕入・在庫・販売

2)     賞与・決算

コベナンツ(財務制限条項)
3)     正常なる運転資金
長期マネーフロー(資金運用調達表) 1)     設備

2)     長期運転資金

3)     貸出構成修正

4)     事業再生

5)     経営改善支援

流動資産担保(ABL等)
資本的資金充当貸出 1)     創業(成長性)

2)     業種転換

3)     自社株購入

4)     M&A

5)     事業承継

従来型固定資産担保(不動産・株式等、含む定期預金)
第3プロセス【エリア金融審査】
大分類 小分類
ステークホルダーへの貢献度 消費者(顧客)、仕入先、得意先、従業員、株主、債権者、地域住民、行政機関、その他
地域貢献への意欲 経営者等役員、従業員、その他
地域・地元での当社への評価 税理士・会計士、商工会議所・商工会、学・官、その他

 

事業性評価の審査プロセスにおいては、上記の灰色の部分が、必ず検討すべき項目としてウェイトが高まります。

 

企業審査において、定性分析が事業性評価融資の判断ポイントとなります。アピールポイントは「営業力・販売力」ですので、営業によって将来どの程度の売り上げが立つか、その実行可能性を判断することになります。その実行可能性を示すための、営業先リストや現在のステータス、契約書や見積もり等があれば、それらエビデンス、そして営業する人の実績や熱意等を元に評価することになります。

 

事業審査においては、キャッシュフローが想定できず、返済期日を明確に決められない貸出です。与信リスクが高い貸出ですが、情報開示の徹底により、リスク率を低減できます。財務制限条項や売掛金の回収状況等の情報を金融機関に伝えられるようになれば、そのリスク率も低減できることになります。

 

また、地域密着型金融に関する融資も、融資判断のポイントになってきます。改めて、貴社が地域にどれだけ貢献しているかを再考する良い機会でしょう。格安の外国素材よりは、少し高くても地元の素材を活用するということがポイントになる時代です。もちろん程度問題ではありますが。

 

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