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閃くためにはどうしたらいいのか

前回論じたように、パソコンの前でパカパカやっているときにはあまり良いアイデアは出てきません。自分が一番ピンとくるときは、ジョギングをしているときです。つまり仕事をしていないときですね。自分もサラリーマン時代には、会社から離れたときにいいアイデアが生まれていました。

例えがよいかどうかはさておき、仏教の創始者であるゴータマ・シッダールタは瞑想をしているときに悟りを開くことができました。悟りと閃きは、仏教を信仰している人からは全く違います!と言われてしまうでしょうが、思考プロセス的には類似したものといえるのではないでしょうか。思えば、古代の物理学者であるアルキメデスも、ふろに入っているときに「アルキメデスの原理」を生み出したのですから、「無」になっているときの方が、脳の色々な知識が突然つながりあって、閃きが生まれるのでしょう。

閃きは突然生まれますし、いつの時点で確実に生まれる、努力によって生まれる、そんなものではありませんが、努力によって生まれやすくすることは可能だと思います。

まずは何を生み出したいか、何を悩んでどう解決したいかを頭にとどめておくこと、たまに自分で考えてみたり、あるいは人に聞いてみたりすること、そうすると人が答えをくれるわけではありませんが、ヒントをくれることはあります。そして一度その答えを探すのをやめてみる。何かをきっかけにピーンとくる。こんなプロセスです。一番大切なことは常に答えを探すために、時間の合間に考えておく、そして、考えるのをやめてみるという繰り返しです。人に聞くだけでなく、読書をしたり、あるいはネットサーフィンでもいいでしょう。とにかくアンテナを張り巡らせておくことです。

創造力は、持って生まれた才能ではなく、あくまでも習慣によって身に着けるもの。そこで習慣づけのためにやっておいた方がよいのが、ピーンとした閃きではなくとも、思いついたことを無地の紙にとりあえず書いておくということです。あとはその人次第ですが、箇条書きではなく、絵にしたり、矢印だの円だの四角だのを使って書くということです。メモした時の情景をそのまま書くのに近いと思います。

あとは人に話してみるということ。考えがまとまっていなくても話しているうちに、自分で勝手に答えを出してしまうのです。どうやら口の筋肉を使うことで脳が活性化することと関係があるのかもしれません。

そして運動するということ、自分はジョギングでしたが(厳密にはのろのろのスロージョギング)、ウィーキングでもいいと思います。学術論文によると歩くことで脳が刺激され、60%以上もクリエイティビティが強化されるとのことです。

もう一つ重要なことは睡眠をたくさんとるということ。睡眠時間をとらずに労働時間が多いことが美徳とされる文化があるのではと思ってしまいますが、起きてる時間が長いから、労働時間が長いから生産性が高いわけでは決してありません。人間は疲れますので、疲れていれば当然のことながらパフォーマンスは落ちて当然です。睡眠によって、脳のデフラグ機能が働き、過去の記憶や知識の整理を行っているようです。乱雑な部屋での作業が非生産的なことがあります(どこに何の書類があるかわからなくなり、その書類を探すのに時間がかかってしまうことがしばしば)。そのため、脳を整理すると、良い考えが浮かびやすいというのもうなづける話です。

起きていれば脳だって疲れますから、休めて、短期間で能率よくパフォーマンスを上げることが心身ともに良い結果となるでしょう。睡眠時間の少なさや休日出勤の多さで自慢する奴が今の職場に数多くいたら、やめて転職した方が賢明です。睡眠や休息時間は人それぞれ、短くて大丈夫な人もいれば長くなければダメな人もいます。閃きのためには起業されるのがよいという結論ではありますけれども。

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