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多様性は、自分で多種多様な経験をしても生み出せる可能性が高まる

近年、一人でノーベル賞を取る割合が減ってきて、チームで取る割合が多くなっています。以前と比較して天才が減ってきたというよりは、ありとあらゆることが解明されてきて、より問題解決力の難易度が上がったために、チーム力を必要とするようになったということもあるでしょう。そして多様性が問題解決に良い影響を与えているということです。孤高の天才の時代は終焉し、現代の課題は数多くの領域にまたがるため、個人では取り組めないものになっているのです。

問題の答えはどこにあるかわからないので、多様な経験や教育、性格の人が集まることで様々な視点から解決策を考えることができます。

チームを作れない場合、個人でも多様性が本来ならば必要な時代になってきているはずなのです。本来ならば、を強調しなければならないのは、日本ですと、一つのことをやり続けた人を評価する傾向があるからです。どこかの会社に長く務めた方が偉い、短い奴は飽きっぽいから使えない。全くその意見を否定するつもりはありませんが、色々な経験をしていないから、個人の中に多様性が生まれにくいという側面は否定できないのではないでしょうか。

特に現代社会は先の読めない時代であり、コツコツと長くやっているからと言って成果が出ることが保証させる時代ではありません。むしろ一つのことしかやっていないことがリスクになりうる社会です。だからといってつまみ食いで長続きしないのも良くないことも確かです。年金問題もあり、終身雇用もいつの間にかに崩壊しつつあり、定年退職という言葉ですらもひょっとして死語にしなければならない社会になってしまうかもしれません。いずれにしても、一つのことにスペシャルな能力を磨きつつ、できる限り幅広く経験を積むこと、これができれば個人の中に優位な多様性を作り出すことができるようになります。

あちらでした経験をこちらで生かす。こういっては何ですが、転職をした場合に、同じ経験での積み重ねが評価されるのではなく、別の事業の経験が、他の事業の経験に照らし合わせたときに、違いを生み出すものだと思います。既にそのように人材を評価して、新しい人材を積極的に取り込んでいく、会社もあります。

もちろん一人でできることは限られていますし、みんなでやればより大きなことができます。その意味でも、人的ネットワークは不可欠と言えます。このことについてはこの人にお願いすればいい、あのことについてはあの人にお願いすればいいというつながりを、普段から意識的に持っておきましょう。何でも自分でできなくてもいいですし、自分でやる必要もありません。やはり餅は餅屋です。ただ、できなくてもいいですが、できるようにしておいた方が、いざという時に、他人に任せてうまくいかないことをアドバイスしてあげることはできます。うまくいかないことで相手を責めるのではなく、一緒に解決していくためにも、相手のやっていることが理解できる程度の経験や知識は持っておいても損はありません。

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