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失敗には二つの失敗があるとか、それは賢い失敗と愚かな失敗

失敗にも賢い失敗と愚かな失敗があるようです。失敗から学ぶのであれば、それは賢い失敗。学ばないのであれば愚かな失敗です。起業家は失敗したときにはそれを克服し、臨機応変に対応して、修正を加えて前進します。しかし凡人は失敗したときには考え込んで立ち止まり、行動したことを間違っていると思ってしまいます。

現代社会におけるビジネスは以前のような結論が予想の出来る脚本ではなく、全く予想の出来ない即興劇に近いのではないでしょうか。1990年までは欧米に追い付け追い越せという目標で、なおかつ右肩上がりの社会でしたから、何やっても結構成功できる人が多かったのではないかと思います。しかしながら、今は何をやっても成功できるわけではない社会です。ダーウィンの『最も強いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る。』という言葉にある通りに、社会の適応能力の高い人が頭角を現します。こうでなければダメ、ああでなければダメ、という時代ではないのです。こうであったらそう、ああであったらこう、こんな柔軟性が求められています。

即興劇には台本はありません。ですので、その時々に瞬時に対応するしかなくなります。上手くいくかどうかわからないままアイデアを出し、トライしてみること。即興劇に必要なことは、「承知しました。さて」と現実をまず素直に受け入れた上で、次の行動を取ります。コメディアンであれば、次から次へとジョークを出していき、たとえ受けなくてもひるまず、とにかくステージを盛り上げ続けるといった感じです。シナリオ通りに受けるかどうかはわかりません。立ち止まらないことが大切です。例えが適切ではないですが、高校時代の倫理の先生が授業を進める際のノートを常に手元に置いておき、たまにそのノートを見ながらしゃべっているのですが、授業の終わりに先生に質問をしに行ったときに、そのノートをちらっと見たところ、ローマ字の「J」に丸が囲んでありました。最初は何だろうなと思っていましたが、そのタイミングでジョークを飛ばしていました。頭文字の「J」だったわけです。ジョークはほとんど受けなかった記憶がありますが。それでも顔色一つ変えずに淡々と話していたことが非常に印象深く残っています。これは臨機応変にという例ではなく、単にひるまないようにという一例です。

まずはウケるウケないにかかわらず、現実を受け入れられるかという問題があります。失敗者の多くが、現実を受け入れられないことが多いです。常に自分は正しい、社会が間違っていると思っている節があります。現実を受け入れて、柔軟に対応すれば、やる気と自信をもって前向きに対処し、その過去を土台として、より高いところへ行けます。現実を受け入れられない人は、まず土台を否定してしまうので、その土台の上に上ることができません。これでは永遠に高い場所に置いてある果実は得られません。

現実を受け入れる気持ちは、社会に対してオープンになることです。こういうときにはあらゆる考えが浮かんできたりするものです。いわゆる、こだわらず制約をなくす、ということですね。

まずは失敗を恐れずに新たなアイデアに挑戦し、現状を徹底的に観察し、速やかに試行錯誤し、過去を反省し、迅速に行動しましょう。その失敗すらも楽しんでしまいましょう。「承知しました。さて」と言いながら、賢い失敗をして、先に進みましょう。

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