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世間的な有名人とそこらの若造が同じことを言ったら、人工知能では同じことにしか聞こえない

日本は若造の意見なんて浅はかだと思う傾向があります。あと逆に有名な人が言っていることを素晴らしいと鵜呑みにするケースもあります。成功者の言っていることと、成功していない人が言っていることがたとえ同じでも成功者の言っていることの方が深みがあると思っているようですが、おそらくAIが判断した場合、どちらも同じことであれば同じ評価しかしません。

 

おそらく若造の意見は浅はかとか、有名人が言っていることは素晴らしいと考えている人は、要するに判断能力に欠けている人と言って良いでしょう。受け手のアンテナが鋭敏であれば、どんな人のどんな発言であれ、もちろん若造の意見は浅はかかもしれませんが、そこから得られるものがゼロだとは思わないわけです。

 

逆に意見が一致している状況の方が危険でしょう。組織が変わらないこと、それが現代社会における最大のリスクになっています。当然、反対意見があればそれを聞いたうえで、受け入れることもあれば、さらに反論し、場合によっては相手を説得する方が有益になることがあります。多様な意見を出し合って、よりスピーディーに動くのです。

 

いつでもどこでも意見を言い合う環境。例えば、ビジネスレーティング・レビュー企業であるイェルプは、ペイパルの元社員十数名でマックス・レヴチンの誕生日をみんなで祝っていたときに、元エンジニアのジェレミー・ストップルマンとラッセル・シモンズが医者にクリーニング店のおすすめメールを友人に送信できるシステムについて考え、それをレヴチンに提案したところ、翌日にレヴチンが100万ドルの出資を決め、オフィススペースも提供してくれたようです。

 

持つべきは優秀な、こういう上司ですね。来た仕事を単に無茶ぶりするアホ上司ではなくて。このイェルプの最初の試行錯誤をお話しすると、まずは友人に推薦を依頼し、共有サイトに投稿してもらう仕組みでした。しかし推薦を依頼しても必ずしもコメントが投稿されません。そこで質問されていなくてもレビューを書きこめる方が良いとなりました。次々とレビューを書き込む人たちの存在から見直しと修正の必要性に気付き、当初はクリーニング店についてレビューを書く人なんていないと思い込んでいましたが、実際にいることに気付くと素早く対応しました。反応の良いことがあれば、そのような状況を見逃さないことです。2008年になんと一人のインターンが作った試作品をビジネスに取り入れ、iPhoneの動画機能を使って文字情報を同時に表示できるオタク機能をスタート、その機能によって、ユーザーは歩きながらiPhoneのカメラをゆっくり動かせば、リアルタイムでレビューを見られるようになって、アプリダウンロード数は大幅に増加しました。こういった優れた企業ですらも最初から上手くはいかずに、スピーディーに観察、情勢分析、意思決定、そして行動を取っています。いわゆるOODAループ飛行を繰り返して大きくなっていきました。

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