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スタートアップ企業にとって、これからの時代に必要な三位一体的な考え方

売り手市場と言って何度もアップルの例を出していますが、その戦略は色々と世に先んじているものばかりでした。また、これからの時代に必要な考え方を我々に教えてくれています。それがビジネスをスタートアップさせる上での三位一体的な考え方です。

 

会社:製品やサービスを販売・提供する企業のことで、Appleのことです。

商品:製品やサービスが生むブランドのことで、iPhone等のことです。

個性:今は天国でも大きなことをやっていそうですが、今は亡き、「スティーブ・ジョブス」。企業や商品の代名詞ともいえるCEOのブランドです。

 

おそらくこの3つのうち、一つでも欠けたら、あれほどの魅力的な会社や製品はこの世に存在していなかったでしょう。ジョブス亡きアップルが今後どうなっていくかは見物ではあります。しかしジョブスを知る人が生きている間は、アップルにジョブスの魂を感じ続けるでしょう。亡くなってもなお我々のハートに刻まれているほどの影響力はすさまじいものです。

 

大企業では、創業者の理念は生き続けているとは思うものの、それほど創業者がクローズアップされるということはなかったかもしれません。今、創業者がクローズアップされる大企業を思い浮かべるとしたならば、ケンタッキー・フライドチキンのカーネル・サンダースおじさんくらいなものでしょうか。

 

以前はさらに言えば、ジレットやコカ・コーラなど企業とサービス名が完全に合致していました。時代を新しくすると、例えば3Mと聞くとなんじゃそりゃ?という人も、ポストイットを販売している会社と言えば、よく使っているね、となります。どちらかというと企業名よりも商品ブランドの時代です。

 

そして今や、商品の裏の企業や、さらに企業のCEOのパーソナリティーを知りたい時代になってきています。そのパーソナリティーはCEOが持っていればよいのですが、他の強力なブランドに任せている企業もいます。例えば、ナイキのマイケル・ジョーダンの活用のようなものです。他の強烈なCEOというとヴァージングループのリチャード・ブランソンを思い浮かべることができるでしょう。

 

近年はソーシャル・メディアの時代ですし、CEOが直接消費者に対して情報を気軽に発信できる時代になっています。大企業や強力なブランドに対抗するのは難しいですが、小さくてもCEOの個性を前面に押し出せば、大企業には勝てなくとも、どこかの市場で輝くぐらいの存在にはなりえます。小さな企業にとっては、CEOのパーソナリティーを武器にする方が、はるかにビジネスを大きくできる可能性が高いのです。

 

しかも、ビジネスのライフサイクルは格段に短くなっています。パーソナリティーのブランドには、ビジネスの寿命を超えてチャンスを引き寄せることもできます。特にアントレプレナー(起業家)にとっては、一度会社を売却して何十億も手にして優雅に暮らすのもいいでしょうが、もう一度花を咲かせてみよう、という場合には、自分のネームバリューがあった方が、「あの会社、あの商品を作った人か」と社会的に認知されていたほうが、次のビジネスが格段にやりやすいです。チームも作りやすい。お金も集めやすい。そして当然お客も集めやすいのです。何度も会社を作って、売却して何度も起業されている方をシリアル・アントレプレナー(連続起業家)と呼んでいますが、それを目指すならば、会社でなく、あなた個人の個性を前面に押し出しましょう。

 

会社を売却するときに、同じようなビジネスはやらない、既存に関連するネットワークの人とコンタクトを取るのを禁じるということが条件になったりします。なのでその業界だけの有名人であっては、次に起業するときにまた一からになってしまいます。そのために。最初から自分のパーソナリティを広めておいた方が良いのです。

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