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ハイリスクに果敢に挑む、カーレーサーと起業家の違いは何か?

以前、カーレーサーと起業家を同じように例えましたが、大きく異なることがあります。カーレーサーは普通の人が対処できないような数多くのリスクに対処していますが、そもそも同じコースを走っています。周回ごとに景色は変化しません。しかし起業家は、常に変化する状況下を同じようにハイスピードで行動しなければなりません。また、周囲で起っている変化にも、最善の方法で対応する必要があります。

 

優秀な起業家ほど、常に周囲を観察し、従来の考え方が時代遅れになっていないかとか、陳腐化している兆候はないかどうかを確認しているものです。カーシェアリングサービスのジップカーもそれに気づいた企業の一つです。車というものは数十年前まで購入するのが当たり前でした。当然一発で購入できる人も少ないので車のローンを組んだり、リース、あるいはレンタルで対処するのが関の山。

 

しかし車以外のビジネスにおいては、ホテルのルームも、トレーニングジムの機会も、レストランでも、オーナーがいて、それを消費者が使っているだけです。それが当たり前です。シェアという言葉を用いていないだけにすぎません。ジップカーは年会費を支払って、スマホで予約をし、近くの駐車場でピックアップします。そして、また自分の都合の良い返却スポットを選んで返しに行くというサービスです。また、おしゃれな車が多いようです。ファッショナブルな車をつかえることから、ユーザーは「ジップスター」と呼ばれ、流行に敏感な人というイメージを持たれています。

 

皆さんがご存知のAirbnbも、そもそも知らない人に部屋を貸すのは不気味だ、という悪いイメージを払拭しなければならなかったと思います。少なからずFacebookやTwitterをはじめとしたソーシャルネットワーキングサービスが、プラスになったと考えられるでしょう。普段距離の遠い人が身近に感じられるわけですから。

 

インターネットの時代は次のように変化していると言われています。①メールやウェブサービスの提供、②透明な評価システムによる快適さの提供、③オフラインの世界との連携。おそらく、今はオフラインの世界との連携にあります。それが上記のジップカーだけでなく、AirBnB、Uberもその流れの中にあるといえるでしょう。

 

元々これらのビジネスは決してメジャーではないアイデアを巨大マーケットに育てることに成功しました。Airbnbは当初、ホテルが見つかりにくいイベント参加者をターゲットに始めたサービスでしたが、従来とは異なる場所に低コストで止まりたい人たちも利用するようになりました。彼らは周囲を見渡し、ニッチをメジャーに育てることに成功しました。

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