BLOG

リアル系決済、モバイルペイメントの現状や強み

現在のところ、決済の世界で最も先進的なものはモバイルペイメントです。これには二つあります。一つ目はスマートフォンにおけるオンラインショッピング決済、二つ目はモバイル端末によるリアル・ショッピング決済です。

前者はクレジットカードやペイパルで可能ですが、後者は既存のインフラでは対応できません。そこに登場したのがスクエアです。これはiPhoneやiPadのようなモバイル端末に2cmくらいの大きさの読み取り機を差し込み、専用のアプリをダウンロードして銀行口座情報等を入力することで、その端末はその場でクレジットカード決済端末になります。いつでもどこでも手軽に決済をという考え方の元で、スクエアはいかなる店舗であってもスムーズな決済方法を提供できます。スクエアは次のようなサービスを提供しています。

(a) 買い手にクレジットカード利用場所の拡大と決済時間の短縮を提供
(b) 売り手にはクレジットカードの導入や対応の簡素化を提供
(c) 定額の決済手数料と非常に短い入金サイクルを提供

お店の決済手段を提供するサービスには、日本においては、楽天スマートペイ、コイニー、Airpay等があります。どれもこれも決済手数料が3%強と入金サイクルも即日や翌日といった横並びになっています。また、以前、ペイパルヒアという、ペイパルが行っているモバイル決済も日本で行っていましたが、ICチップ付きクレジットカードへの決済対応ができないという理由で、サービス提供を断念しています。その他の決済サービスがそれに対応しているところを見ると、この分野がペイパルにとってそれほど旨味のあるビジネスではなかったというところが本音でしょう。あるいはソフトバンク端末だけしか使えなかったというのが原因でしょうか。

ちなみにスクエアがアメリカにおいて拡大したのは、店舗向けソリューションとしての使い勝手と安さだけでなく、審査のあり方にあったと言われています。スクエアに加盟するための事前審査は、銀行口座や身分証明書情報等と電話によるいくつかの質問だけです。特に面接や納税証明もいらず、即座に利用が可能になります。事前ではなく事後審査がポイントです。通常の健全な決済パターンを個別に把握して、それから外れたら即座に決済を止める方式を用いています。店舗での設置コストも格安に抑えています。スクエアはVISAグループの中核である三井住友銀行と組んで拡販を行っています。スクエアが加盟店拡大を劇的に増やすチャンスともなっているのです。

日本でのモバイルペイメントはそれぞれに特色や強みがあります。楽天スマートペイは当然楽天グループとの連携が強み。AirpayはSuicaやPASMOといった交通系ICカードが使えるのが特色と言えます。

関連記事一覧