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店舗の経営年月に伴い起こりうる、節目ごとに超えるべき問題点

店舗経営をしていると、正直落ち着くなんていつのことかと思うこともある。いずれにせよ年を重ねていき、お客さまも定着していく、と思ったら来客数が減少し売り上げが不足、資金繰りの問題が勃発。お客が増えたら増えたでトラブルも多くなる。スタッフの確保や維持もまた難題。開業1年目は必死のまま過ぎ去り、2年目は試行錯誤の連続。3年くらいで落ち着いてくればようやく店の経営も面白くなってくるころだろう。当然これは全部の店に当てはまるわけではない。スタートダッシュが成功している店もあれば、3年たっても毎日が必死と言う店だってある。十人十色、お店も色々。当然、人生いろいろ。一応、飲食店を中心にイメージして書いているものの、その他の業種にも十分に応用可能である。

 

全ての店は異なることを前提にするものの、他の店はどうなんだと気になる店主もいるだろうから、最大公約数的に月日によって起こりうる店舗運営上の問題を示してみよう。

 

3か月:販促問題

半年 :立地不一致問題

1年 :一周年問題

3年 :店舗老朽化

5年 :新規顧客が少なくなる

8年 :マンネリ化による飽き

10年 :オーナーに若干やる気のなさが出てくる

 

創業融資を受けないでキツキツで始めてしまうと、開業後3か月以内に資金繰り問題が間違いなくある。店を始めたばかりだと、簡単に客が来るだろうと高をくくっていたら、全く来ない、え、そんな費用もかかるの!という問題が起こりうる。もっとも資金繰り問題と言うものは何年たっても起こりうるもの。事前に余裕をもっていたいところである。

 

3か月後の販促問題、こちらは開店前や開店直後の販促活動が不十分であった場合に起こりうる。開業景気があるが、オープン効果が薄れるのがちょうどこの時期である。比較的注目度の高いこの時期に、店の存在を認知することができていないとお客の減少は避けられない。

 

半年後の立地不一致問題。一度店を構えたら中々移転は難しい。あなたの店の出す商品やスタッフのサービスが悪くない場合は、店のコンセプトと求める客層が立地と不一致なときがある。立地を変えるのは難しいので、店のコンセプトを改めて見直す必要性が出てくる。

 

1周年問題。一年も続けてこられたのだからそれだけでも立派である。人によっては資金繰り問題をはじめとして、短距離ダッシュを繰り返してきた如く、心身ともに疲弊する人も出てくるかもしれない。1周年記念キャンペーンを当然打ち出すが、半年後の問題を乗り越えても、時代の変化に伴うメニュー開発が間に合わなかったり、目新しいと思ったコンセプトも客が目新しさを感じなくなることもある。スタッフも1年間くらい働けばいいやと安易に考えていた場合(に気付くのがちょうど一年目が往々にしてある)、これからだと思って新規強化策に乗り出そうとした店主も気合で空回りと言う可能性もある。また次の1年頑張ろうというように、1周年記念を更なる発展の儀式にしなければならない。

 

3年目になると店舗も老朽化してくるので、色々とボロが出てくる。水回りが悪くなってくるとか、壁にへこみが、くすみが。そんなことでお客に居心地の悪さを与えてしまっては問題だ。ハードの部分でもお客に不満を持たせないように心がけよう。

 

5年目と言うものは、機器の償却期間がちょうど終わる頃であり、初期からのスタッフも離れていき、なにかと卒業ムードもありながらもお客様はかなり定着し、中には家族同様の付き合いも出てくる場合もある。昔からのお客様は大切にしなければならないが、逆にあまりに親しすぎて緊張感のない関係で、新規顧客が入りづらくなってしまう可能性も出てくる。この際、機器を入れ替える。メニューを一気にリフレッシュするなど変化を自ら興す覚悟も必要だ。業態変更も視野に置いた方がいい。概ね業種業態は5年が賞味期限ともいわれる。

 

8年目は、5年目でリフレッシュしておかないと、いよいよマンネリ化する。メニューや接客、サービス、内装や外装。変わらなくていいものもあれど、古ぼけた感が出てしまうとマイナス要因にもなる。店は未来に向かって常に変わっていく、という進歩的なメッセージを常にお客様に伝えていくべきである。

 

10年目になると、創業時の一生懸命な気持ちも薄れ、経営者自身がダレてくる可能性もある。10年目とは節目の年であり、今までの集大成の年でもある。もう一度、一から始めるくらいの初心を思い出すために、もしここまで1店舗のみで続けてこられたとしたら、店舗をもう一店舗構えるとか、やる気が失せてきて、モチベーションが上がらなかったら、思い切って誰かに営業譲渡してしまうとか、経営者の意識改革が必要な時期である。

 

店の発展とそこに起こりうる問題点を最大公約数で示したが、皆様の店はどうだろうか。節目節目に新機軸の販促キャンペーンを導入するだけでもマンネリ化を打破することができる。

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