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凡才は明日明後日のことを考える。天才はもっと遠くを考える。

イーロン・マスク氏にしても、ジャック・ドーシー氏にしても、天才は明日、明後日のことをあんまり考えていないように思えます。それに引き換え、自分は月末のこととか、超短期的なことを気にしてしまいますね。反省。

クルマを運転していると、急な飛び出しもないとは限りませんから、近いところにも目を向けているものの、大抵何十メートル、高速道路に乗ると数百メートル先に目を向けていることがほとんどだと思います。これが一般人レベルです。さて、F1のカーレーサーはどうかというと、そもそも時速300キロを超えるハイスピードを制御しなければなりませんから、コースのラインやほかのドライバーの位置を見ながら走行はできません。前方に集中しながらハンドル操作を行います。考えてもみれば、競馬の競走馬はブリンカー(顔マスク)を付けているものが多いですが、これは視界の一部を直接遮ることによって、馬の意識を競争や調教に集中させて、周囲からの影響を惑わされずに走らせるためです。

経営の天才は、第三者の言うことは参考にはしますが、自分の信念を貫き、脇目もふらずに長期的視点をもって、物事に取り組みます。一切の雑音に耳栓をしているように見えます。もちろん、身近な障害物をクリアしていかなければならないので、足元の障害物を避けたりして、上手く対処しています。対処できない人がコケてしまうのでしょう。しかしながら、視線は相当前を向いています。そうして市場が求める商品を作り、ニーズにこたえようとします。ライバルや業界の常識なんて全く気にしません。そして行動にも明確な戦略があります。目標を設定し、周囲を解析し、決して過去を振り返って後悔はしません。後悔しても何にも解決しません。

短期的なところに目を向けていては、日々ルーティンをこなすだけとなり、大きなことはできません。そもそも短期的に結果の出ることは、大きいものではなく、小さいものばかりです。大きなことは時間がかかりますし、往々にして失敗もします。世の中で天才と言われている人で、小さなことをコツコツやってきて大成した人はいるのでしょうか。もちろんコツコツも必要なところはありますが、コツコツ系のものって、結局は積み重ねてコツコツやるしかないので、個人でできることには限界もありますし、人を介在させると自分以上に上手くやってくれる人なんてほとんどいませんから、単に量をこなすだけのビジネスになってしまいます。1,000人の給与計算をしています(何人か人を使って)。確かに立派ですが、頑張ってください、の一言で終わってしまいますね。少なくても天才と称賛できるビジネスではない気がします。

コツコツ系の仕事のほとんどが、誰かはできるものです。そうすると、もっとうまくやる人はいくらでも現れます。ただでさえも、変化が激しい時代です。すぐに儲からなくなります。

遠くを見すぎて、ふわふわしているのも考え物ですが、せめて数年先のことぐらいは想定しておきたい所です。当たるか当たらないかは二の次です。当たらなければ、また別のことをやればいいだけのこと。

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