BLOG

訪日外国人(海外からのお客様)を集客し、売上・利益増につなげよう

2020年に東京オリンピックを迎える。ちなみに開催期間は2020年7月24日から8月9日までの17日間の日程。この前後数日が都内の飲食店や宿泊施設はかき入れ時になる。JTBによると、2017年1月から10月の訪日外国人数の累計は23,791千人となり、2,500万人突破も確実と言われている。近年の円安傾向が、訪日外国人数を増加させたことは一因だが、官民あげての積極的な訪日プロモーションも功を奏していると思われる。

旅行者はせっかく来たのだからと、たくさん注文する傾向にある。それは国内旅行者にとっても当てはまるが海外からの旅行者であればなおさらだ。訪日外国人の一人当たり顧客単価は間違いなく高い。それゆえ、訪日外国人の積極的な受け入れは、客数を上げるだけでなく、売上や利益が上がることは言うまでもない。しかも外国人アレルギーの多い日本人も多く、多くの店は外国人対応にはなっていない。そこで外国人対応を積極的に行うだけで、差別化になる。オリンピック期間中は特別だが、都心や観光地でも、今後、外国人の一定の訪日は見込まれ、その対応は今後においても決して無駄にはならない。何より日本は観光立国として必要な「気候・自然・文化・食事」を満たし、さらには「安全」もある。以前よりは若干治安も悪化してはいるが、それでも安全は日本が世界に誇れるものである。今後、訪日外国人による観光は暫く漸増していくだろう。

訪日外国人を集客するためには、最低限、英語くらいはメニューに記載しておくべきだろう。地域的には大半(7割)が中国、韓国、台湾、香港であるから、中国語や韓国語も併記してあると望ましいが、費用対効果を考えれば英語と中国語ということになる。メニューが母国語でないと今一つ理解できないし、当然のことながらメニューには写真は必須だ。メニューもどんな食材か、味付け、についても記載されているとなおよい。あとはクレジットカード対応(中国向けには銀聯カード)をしていないと、持っている現金でしか注文できないので、失注することになる。英語で書いてあれば、それでいいというわけにはいかない。その英語が不可解な英語だと、怖くて注文する気にならなくなる。これは飲食の例ではないが、明治時代にある床屋が外国人を集客しようと「Head Cutter:ヘッドカッター」と看板を出したそうだ。英語でいうところの「首ちょんぱ」。アメリカ人やイギリス人は、怖くてその場からすぐさま逃げたくなるだろう。日本人の英語感覚は(自分も他人のことは笑えないが)、日本語をそのまま英単語を当てはめてしまって、意味がまったく通じないことが多いので注意しなければならない。例えば「たぬきうどん」を動物のタヌキをそのまま英語化して「Raccoon Noodle」にしてしまうパターンがよくある。せめて「Udon noodle soup with crunchy bits of deep-fried dough(天かすがのったうどん:『DMM英会話なんてuKnow』より)」とメニューに記載しないと意味が通じない。

さて、外国人への集客は、道を通った時に店を見た感じ、注文しやすそうか(言語対応がされていそうか)もあるが、やはりまずホームページの多言語対応が効果的だと思われる。東京都が実施するEAT東京(多言語メニュー作成支援ウェブサイト)の外国語メニューが圧飲食店検索サイトに掲載している店舗であれば、「多言語化(施設・店舗の案内表示・設備の利用案内・ホームページ等)」、「無線LAN環境の整備」、「トイレの様式化」、「クレジットカード決済端末や電子マネー等の決済機器の導入」、そして「外国人旅行者の受け入れ対応にかかる人材育成」の経費の2分の1以内が1店舗あたり300万円を限度として補助される。募集期間は平成30年(2018年)3月30日(金)までとなっている。但し補助金申請額が予算額に達した時点で受付を終了してしまうので、対応はお早めに。

関連記事一覧