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立ち直れる程度の失敗にとどめよう。トランクショーを参考に。

大きく失敗しても何度も立ち上がれる人は稀です。次に立ち上がれる余力を残して失敗しましょう。そのためには、ある程度、ちょっとやってみてダメだったら次のことを考える。この繰り返しができるように、常に最小限のコストでなるべく多くの失敗ができるようにしましょう。

まず何よりも「失敗はそれがダメだという終着点ではありません。あくまでも出発点や中間点にすぎないのです」。周りの人から「いつ上手くいくの?」と質問されても「いつも上手くいくと思っている」と真顔で答えられるだけ精神力を身につけましょう。それも生活ができるかどうか、その点は見極めないといけませんけれども。

海外でマーケティングの一環として行われているものに「トランクショー」があります。元々はブランドのテーラーがトランクに生地見本やサンプルを詰めて世界各国の顧客を回っていたことに由来し、ブランド(アパレルメーカー等)が世界各国の上顧客や会場に赴き、未発表の新作ドレスやデザイナーがドレスショップを訪れ、採寸を行いその場でオンリーワンのカスタムドレスをオーダーする、いわゆるカスタムメイド受注会のことです。

商品を生産してから販売するのではなく、販売するときに生産します。場所代もピンからキリまでですが、固定店舗をもたないため期間中にしかコストがかかりません。お客さまの声も聴けますし、トランクショーのたびに発見もあります。そして、ここで思いついたアイデアで試行錯誤を繰り返します。こういうものを顧客は望んでいるのか、ということもわかります。

こういうスタイルで何が良いかというと、失敗にお金をかけすぎずに済むということです。あくまでも小規模でテスト販売をしてから、お客さまからの要望の高いものを見つけて、一気に仕入れをして大々的に販売していきます。要するに小さな賭けで失敗を上手く管理しているということです。まず少量を用意し、大勢のお客さまが評価して初めて多額の費用を投じます。そうすることで大量の在庫を抱えるリスクは避けられます。

どうしても自分の開発したものは優れていると思いがち、思いたいですし、優れているのだから売れて当然、在庫切らしたら機会損失だし、なんて思ったら地獄が待っています。あなたがいいと思うものを他人がいいと思うとは限りません。むしろあなたがいいと思ったことの大半が、他人にとってはどうでもいいことの連続です。それゆえ、自分が経験したことの中から、自分が関わったお客さまの声をより広く拾い出して、商品化した方が遥かに成功率が高まります。

そしてビジネスを始める際に安易にコンサルタントに授業料を支払う方もいらっしゃいますが、コンサルタントは正解は知りません。あくまでもあなたが正解を自分で見つけなければなりません。コンサルタントは単なるアドバイザーにすぎません。過度に期待するのは止めておきましょう。何よりも一番のアドバイザーは「失敗から学ぶこと」です。より多くの失敗をし、その失敗を受け入れる許容度を持つことが成功のために必要なのです。

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