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飲食店の経営者よ、マズローの自己実現欲求をSNSで叶えよう。

アメリカの心理学者にアブラハム・マズローという人がいた。彼の理論で有名なものは、人間は自己実現に向かって絶えず成長するとの仮定の下で、人間の欲求を5段階とし、自己実現理論を提唱した。マズローの5段階欲求説として有名である。

5段階とは、①生理的欲求(Physiological needs)、②安全の欲求(Safety needs)、③社会的欲求(Social needs)、④承認の欲求(Esteem)、⑤自己実現欲求(Self-actualization)と5つに分かれ、①から⑤へ高い階層と言えるが、人間下級の欲求が満たされると、より上級の欲求を欲するようになる。要するに、かなり異訳するが、最上級の「自己実現欲求」が満たされれば、あなたは幸せといえよう。

まず生理的欲求、これは食事、睡眠等、生きる上で最低限の欲求であり、通常先進国においては、食べるには困らないため、それほど問題になることはない。稀に子供を監禁し、餓死させてしまうことがニュースになるが、餓死する子供は食事という最低限の欲求も満たすことができない。

次に安全の欲求とは、食事や睡眠等(生理的欲求)が満たされた上で、経済的な安定性や良い健康状態の維持を欲するようになる。日本では生活保護の制度もあり、住む地域にもよるが、月額10万円くらいはもらえてしまう、働かずにこんなにもらえるなんて!これだけもらえれば、最低限の生活は余裕だろう。従い、日本で暮らしている限り、本来ならば、生理的欲求と安全の欲求が満たされないことは稀だ。

次からが問題である。社会的欲求。これは今、社会に必要とされているとか、どこかに所属していることで満たされる欲求である。一般的に会社に勤めていれば、最低限、どこかには所属していることになる。しかし、その会社に必要とされているかどうかは、個人ごとに異なる。このレベルの欲求から日本人でも満たされない場合がある。ニートが自ら望んで、こもりきりを好んでいるケースは少ないと思う。社会的適合しない性格の持ち主で、ある組織に居心地の悪さを感じてしまい、ついつい家にいてしまうだけではないか。別の組織であれば、受け入れてもらえるかも知れない。ただ、その努力すら怠っているのが現実だ。しかし外に出られなくても、SNSには居場所があるかもしれない。

さらに承認の欲求。これは、集団から価値のある存在と認められ、尊重されることを求める欲求である。SNSでいうところの「いいね!」をたくさんもらったり、リツイートされたり、フォロワーが増えることは、この承認の欲求にあたる。承認されたいからこそ、SNSのステージで目立ちたい(いいね!されたい)。目立つためにはSNS映えするネタが必要になる。そしていいね!をもらうために、お金を出してまでリア充を装ったりもする。この欲求が行き過ぎると、承認されていないと自分の存在意義がないのだと自分で思い込んでしまう。

加えて、自己実現の欲求。自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなる。自分が適していることと、社会が要求していることに齟齬があると実は不幸だ。この観点からすれば、どれだけ多くの人が子供からの夢を果たせただろうか、そして今の自分が適職に付けていると確信できる人はどれだけいるだろうか。ほとんどいなかろう。今ある場所で咲きなさい、と言われても、なんの慰めにもならないよと。子供からの夢は途中から変わる。大人になってからの夢を追い続け、モノにならない人もたくさんいる。

前置きが長くなったが、飲食店の経営者は、夢の一つを実現させた結果だろう。もちろん、自分が生活できるくらいの、あるいは繁盛店を作れた人は、さらにその夢を現実化している。これは自己実現の欲求を(全部、あるいは一部)満たしたことになる。その手段をSNSで見れば、飲食店の経営者がもらえた「いいね!」やフォロワー数は「承認の欲求」を満たし、SNSユーザーが来店し、リピーターとなり、あなたのお店をお客として支えてくれることが飲食店の経営者の「自己実現欲求」を満たすことに直結する。

そしてお客様の自己実現欲求を満たしてあげよう。それはSNS映えするメニューの提供だ。「いいね!」の数の多さが承認の欲求を満たし、目立った存在になれれば自己実現欲求を満たしてあげられることになる。その頃にはあなたの店も有名店になるだろう。それはあなた自身の自己実現欲求も満たすことにつながる。お客とあなたはベクトルも同じ一心同体なのだ。

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