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特色のあるカフェ運営のためにお薦めの漫画とは

「珈琲どりーむ(原作:花形怜さん)」という漫画があります。読んで字のごとく、珈琲を題材にした漫画です。珈琲問屋さんにコーヒー豆を買いに行くと、豆を挽いてくれる待ち時間に珈琲が出てくるのですが、やはり専門家が入れてくれた珈琲はとてもうまいもの。そこで珈琲をすすっているときに置いてあったのがこの漫画。あまりに面白かったので、その後大人買いしました(といっても全5巻)。

ネタばれ含みますが、老舗お茶屋の跡取り息子が、父親の反対を乗り越えて、カフェを開くまでの物語です。その中で珈琲に対するウンチクが満載。自分のカフェを開くまでは珈琲のバイヤーをやりながら、他の店の手伝いをする中で、カフェ運営についてヒントになることも出てきます。

固定客を獲得するためには、客があなたの店を選ぶ理由がなければなりません。その理由の一つとして考えられるのは、あなたの店でしか飲めない珈琲がある。そして飽きない仕掛けがあるということです。ちなみにカフェのメニューを増やしたい場合には、「AGFラウンジコーヒーメニュー100選」は参考になります。世界中の様々なコーヒーレシピからAGFさんが厳選したものです。ダイエットの敵になりそうなレシピがたくさんですが、そそるモノばかり。

海外ではこんな飲み方をしているのか、と参考になる話もたくさんあります。コーヒーの通は「ブラック」で飲むのさ、という方もいらっしゃると思いますが、海外ではいろんな薬味を入れているケースもあります。この本で紹介されているのは、珈琲に黒砂糖やシナモン、オレンジの皮を加えた、「カフェ・デ・オーヤ」というメキシコの飲み方。ミントやレモン、蜂蜜、カルダモン、胡椒、マシュマロですらも入れてしまいます。「お客様一人ひとりの好みのトッピングで珈琲を作れるカフェ」という考え方は参考になります。

珈琲とお酒の融合。これは珍しくはないかもしれませんが、角砂糖を口に含み、エスプレッソを一口、そして最後にカルヴァドスを一口流し込む、という飲み方は秀逸です。そういえば、アメリカで仕事をしているときに、友人宅で初めて飲んで「こいつは旨い!」とすごく褒めたら、友人宅を訪れるたびにご馳走されたアイリッシュコーヒー。これは珈琲と砂糖とアルコール(アイリッシュウィスキー)、そして生クリームの組み合わせですが、数か月で数キロ太ったことがあります。自分が珈琲で太った初めての例かも。普段、砂糖は入れませんので。

後、この漫画を読んで初めて知ったのがオールド・コーヒーの存在。珈琲豆を何年か寝かせ、熟成した後で焙煎するというもの。熟成させるなんて、まるでアルコールのよう。長期熟成を売りにされている店も既に当然あります。

また、香港には、紅茶で珈琲を入れるという「鴛鴦茶(ユンヨンチャー)」なるものも。いわゆる珈琲紅茶と呼ぶものでしょうか。

カフェを目指されている方、あるいは既にカフェを運営されている方、珈琲どりーむは一読の価値があります。既に色々なカフェのメニューを出されている方にとっても、この漫画を読んで再発見できることも多いと思います。飽きない店を運営することが、集客のカギです。「飽きない」ことが「商い」の基本。おあとがよろしいようで。

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