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ロケーションだけで勝てる!?飲食店経営における立地の重要性

店舗商売においては、一にも二にもロケーションが大切と言われています。専門家曰く「立地が7割、商品力・営業力が3割」とも言われています。この割合については、多少変動はあるでしょうが(つまり立地が5割で、その他5割はありえます)、店舗商売の基本は立地と商品力・営業力の総合力で決まるということに異論はないでしょう。

自分の通り道に店があれば、関心も持ちますが、わざわざ通り道から横にそれて探検してみようというのは稀ですので、お客様の立場になって考えてみれば、人通りが多いところに店を構えれば、認知度が上がり、今日は魚でも食べてみようかと思ったところに、焼魚定食のメニューが出ていたら、初めてでも入ってみようかという気にもなります。従いまして、できる限り人通りの多いところに店を出すことが集客力を高めるということにもこれまた異論はないでしょう。

それゆえ、人の集まるところ、人通りの多いところは人気があるわけで、駅前とかは家賃も高くなるのは当然です。ただ駅に近いから絶対に儲かるのか、というとそんなことはなく、ごちゃごちゃしているのでかえって目立たないこともしばしばです。口で言うのは簡単ですが、「誰もよいとは思わないけれど、実はよいところ」を探させればベストと言えます。

飲食店経営(美容室など店舗運営全般)では、不動産に関する初期費用が莫大ですので、慎重に慎重を期す必要があることは言うまでもありません。不動産屋に進められて「すぐ契約しないとすぐ次が決まってしまいますよ。だから待てません。」と焦らせてきますが、ある意味本当でしょうし、ある意味ウソです。早く決めてくれた方が不動産屋の懐も温かくなります。一見さんのあなたのような顧客に対しては、不動産屋は何の愛着もございませんので、所詮あなたのことは札束にしか見えておりません(稀に一見さんでも親身になってくれる不動産屋もいるので、そういう人にあたるといいですね。)。不動産も人もですが、縁とタイミングが重要。あなたが疑問に思ったら一度立ち止まってじっくり考えた方が良いと思います。それでその不動産があなたが借りられなくてもよいではないですか。店舗運営は「立地」だけで成功するわけではありません。ここでもう一度思い起こしてください。「立地」が良くて成功するのであれば、なんでそこは空いていたのでしょうか? 空いている、つまりあなたが借りられるという時点で、前の店子が出ていったわけですから、その立地に問題があるかもしれない、少なくとも素晴らしい立地ではないということです。つまり撤退物件なのですよ。

繰り返しになりますが、店舗経営は、立地だけでなくて、あなたの商品力や営業力が必要です。つまり商品力や営業力次第で立地は別のところでもなんとかなるといえるのではないでしょうか。悪すぎるのは問題ですけど、不動産屋に急かされて焦って決めないことが大切です。

実は、不動産屋には撤退物件を「ここいい物件ですよ。早く契約しないと次が決まってしまいますよ。」と勧められているわけですが、もちろん前の店子の商品力や営業力に問題があっただけかもしれません。何で前の店がダメだったのかも知ることができたらベターでしょう。いずれにしてもその立地の良しあしについて、不動産を決める前に少なくても1週間程度、平日、土日、朝昼晩、歩いて人の動きをじっくり観察することです。どんな人が通っているか、あなたの店のコンセプトに合うかどうか。老人しか歩いていないのに、「がっつりステーキ屋!」は受けないでしょうし、学生しか歩いていないのに富裕層しか手が出ないような高級フレンチも繁盛の見込みはありません。

ある程度の人通りを見込むことができて、その人通りの中にあなたのコンセプトに合う人が多くいれば、あとはあなたの店の商品力と営業力次第です。決めたら後は迅速に動きましょう。

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