BLOG

ユーチューブの初期から買収までを振り返り、ダイナミクスを感じてみよう

今や見ない日はないくらいのサービスであるユーチューブ。元々はオンラインデートサービスの会社であったことはご存知でしょうか。最初は動画版のHot or Notを目指していたそうです。これは異性の画像をアップロードし、閲覧できるサイトです。当時、自分でウェブサイトを持たない人がコンテンツを作れるサイトの先駆けでした。このサイトではユーザーは自由に写真を投稿して、閲覧者が好みに合わせて10段階で評価する仕組みになっています。

 

あと、これもかと思いますが、ユーチューブの創業者である、スティーブ・チェン、チャド・ハーリー、ジョード・カリムは元々ペイパルで知り合ったそうです。さて、彼らが、ユーザーたちが動画を投稿できるデートサイトのβ版を作成すると、最初にカリムの投稿したサンディエゴ動物園のビデオが多く関心を集めました。それは「Me At The Zoo」というタイトルの動画(2005年4月23日投稿)だったようですが、カリムがゾウの前に立って、「象の鼻は超長くてカッコいい」とコメントするのです。その理由はともかく、彼らは当初の考え方とその状況にギャップを感じます。そしてオンラインの世界では、恋人募集の動画と同じくらいに日常の動画への注目度が高いように思えたのです。そして2005年11月にセコイア・キャピタルから350万USDの出資を受け、2005年12月15日から公式なサービスを開始しました。

 

そこで彼らはオンラインデートサイトのニーズが限定的だと判断し、オンラインオークションの動画投稿サイトを検討しました。そうすると数か月後にはペット、授業、旅行等の動画が投稿されるようになりました。2005年12月ごろにNBCの人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」がアップロードされたことでブログ等で話題になり、2006年上旬にはユーチューブの映像をブログ等に張り付け、簡単にみられるAPIも公開され、爆発的に普及しました。彼らは既存のプラットフォームを利用した成長の重要性を理解していたため、ソーシャルネットワークMySpaceのプロフィール欄にユーチューブの動画を張り付けられるようにしたのです。

 

そして2006年4月に、アメリカの映画制作会社のワインスタイン・カンパニー・ディメンション・フィルムズと提携し、映画の予告編がユーチューブで配信され、これをはじめとして様々な企業や団体がユーチューブチャンネルを持ち、コンテンツを公開するようになりました。

 

まだまだこの頃は収益のあげ方に注目されていましたが、最終的には2006年10月9日に16億5,000万ドルの株式交換でグーグルの買収に同意しました。結局は皆様のご存知の通り、広告収益でのビジネスモデルとなっています。

 

株式交換ですのでそのときには直接現金化していませんが、グーグルの株を売却することで億万長者になったことは想像に難くありません。ユーチューブの起こりがオンラインデートサイトだったとは、ビジネスとはどうなるかわからないものです。

関連記事一覧