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失敗者が多い固定思考と成功者が多い成長思考の違いとは?

起業家にとって「固定思考」とは知力や能力は生まれながらの才能であると考えること、「成長思考」とはそれらは努力次第であり、向上可能と考えることです。例えば、学歴でいい大学に行けなかった人、もしくは大学に行けなかった人は、「俺バカだから無理だ」といって努力しなければ、それは固定思考となってしまいます。勉強ができないことと起業家としてダメなことは全く合致しません。それはそれ、これはこれの能力です。

人間というものは、逆境を通じて成長するものです。固定思考の人は、なんらかの課題に直面したときに、「上手く対処できるか、失敗したら怖いな」という考えが先に立ちます。一方成長思考の人は「まずはやってみよう、何事でも失敗したら勉強」と行動に移します。前者の場合は減点思考なんですね。それで評価の下がる失敗を恐れるため、既存の能力を生かせる行動を取りがちです。やったことないことはなるべくやりたがらないのです。

成長思考の人は、失敗すら成功の糧と考えますから、失敗すらもチャンスです。心地よいところにとどまらず、思い切った行動を取ります。新たな挑戦こそが自分を成長させてくれると信じています。

ある実験で、生徒たちにパズルを解いてもらい、一方のグループには「素晴らしい。頭がいい。パズルの才能を持っている。」と能力を称賛します。他方のグループには「素晴らしい。よく頑張った。」と努力を称賛します。彼らに「簡単な問題」と「さらに難しい問題」の二つのうち、どちらかを選んでくださいとすると、前者の能力をほめられたグループは簡単な問題を選ぶ者が多く、一方の努力をほめられたグループは「さらに難しい問題」を選ぶ者が多かったそうです。次に「解くのが難しい問題」を両グループに示し、解いてもらい、正解ですとか間違っていますとだけ伝えると、能力をほめられたグループは自信を失い、努力をほめられたグループは自宅に持ち帰って解こうとするものが多かったそうです。

上記の実験が示すことは、失敗を通じて成長し、努力をほめられればさらにやる気が高まります。しかし能力をほめられると、粘り強さがなくなります。人は学習を通じて失敗をチャンスとみなして、再スタートを図れます。起業家は「成長思考」を持っています。失敗をチャンスと思って成長し、単なる失敗にはとどめません。そして自分が直面した失敗を自覚して耐え、もっと成長します。失敗も新しいことを学んだ結果だとし、弱点を克服し、何度転んでも立ち上がります。まさに七転び八起きです。

固定思考や成長思考をどのように身につければよいかというと、本音を言えば「教育」なんですが、日本の教育を見る限り固定思考を育てがちなので、あまり期待はできません。自らそれに気づき、育てていく以外にはないと思います。あと、何度も失敗するうちに、人によっては成長思考へと変化していくこともあります。さっさと起業をして早めに失敗して痛い目にあってみると、成長思考の能力が一気に開花することもあるでしょう。

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