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最終的に自分に返ってくる、リンクトインのホフマン氏のギフト的考え方

リンクトインという仕事上のSNSがあります。この創業者のリード・ホフマン氏はギフトの考え方が身についています。そして何よりも、「うまく仕事ができるのは、周りの人たちのおかげである」としています。自分も本当にそう思います。自分一人であったならば、おそらく何も進んでいなかったでしょう。ホフマン氏は相手が望めば、芝刈りすらもやってくれる、そんな人なのだそうです。

これは一つの例えですが、自分にできるちょっとしたことで相手のメリットになることを常に考えることで、誰かが気にかけて支援してくれる、という信念です。決して、相手が一番望んでいることを行うということではありません。起業家が投資を求めて投資家のところに来たときに、起業家は投資を受けに来たにもかかわらず、投資家は今の段階では投資すべきではないと考えて、他の投資家のところに行ったときに、最低限考え直してほしいポイントをアドバイスするとします。投資が欲しいのにアドバイスかよ、と思っているようではその起業家の度量はたかが知れています。ここで投資ではなくアドバイスということでも小さなギフトなのです。そしてそのアドバイスは起業家のためになるのかもしれません。単に投資したくないからといったいいわけではならないとおもいます。それはお互いのためになりません。投資したくない理由を明確に伝えるべきです。

ホフマン氏のビジネスに対する考え方として、「ビジネスはゼロサムゲームではない」と考えます。いかに相手を騙しても、相手の懐から金をせしめよう、という詐欺はゼロサムゲームでしかありません。そもそも詐欺はビジネスでもないのです。最初にテイクではなく、ギブ、ギブ、ギブから始めます。人は相手に必ずちょっとしたお返しをしようとします。どうすれば周りの人たちを支援できるかを懸命に考えれば、とてつもなく大きな利益をもたらしてくれます。

リンクトインの原理は「ゲーム理論」にあるとのことです。ホフマン氏の説明によると「ゲーム理論が機能するのは、様々な取引のシステムを作り、取引が常に行われているときである」としています。リンクトインによって、他の人たちの評判を調べやすくなりました。特にオンラインの仕事上のネットワークはよりよい行動をしようとする経済的なインセンティブにもなります。追跡可能な小さな世界と認識すべき、と考えています。

そしてホフマン氏は、かつてのリーダーは、自分はビッグなので、相手は自分についてくれば幸せだと考えていましたが、現在ではリーダーシップに変化が生じているととらえているようです。現代のような競争社会では、どのような立場であっても、従業員や投資家等を味方にしなければなりません。そのときにお金だけ出せば済むという考え方では、金の切れ目が縁の切れ目になってしまいます。優秀な人材から協力を得るためには、お金以外、つまり事業計画やリーダーの魅力がなければならないと考えています。

自分が思うにリーダーとはお金も大切ですが、それ以上にチャンスを与えられればいいのではないかと考えています。優秀な人であればそのチャンスをものにします。そのチャンスを生かした人とパートナーシップを組んでいけばいいのです。そのときのチャンスは一流でなければいけません。クズはチャンスになりません。クズを持ってきて、これで成功報酬で頼む、という奴も多いんですよね。クズはどこまで行ってもクズです。その中にレアメタルがあればいいのですが。まあないですね。

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