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成功している起業家の頭の中を除こう。構想型とはどんなものか。

構築型の発想を見てみましょう。

まずは白紙を前提として、ゼロからアイデアを構築します。そのため、最初は「ないもの」を探すところから始めます。我々凡人は、既存の枠組みに当てはめて考えようとしかしません。しかし天才はほんのわずかな違和感を見逃さず、「なぜだろう」と疑問に思います。

例えば、我々凡人は「ロケットは多くの費用が掛かるものだ」と考えて、最初から手も足も出しませんが、イーロン・マスク氏は、「なぜロケットには多くの費用が掛かるのだろうか?」から疑問に思います。

そこでマスク氏は、まず注文生産で再利用されない、リスクを避けようとする大手航空宇宙企業から原価に一定の利益を加算してロケットを購入せざるを得ないと考えます。ならば、再利用を可能にすることと、新しい企業が必要だと判断し、スペースXの創業に致ります。

構築型はまず思い込みを捨て、多様な選択肢を試し、新たな方法を求めます。反対意見があれば新たな発見につながるものと思い、あらゆる思い込みに疑問をもって別の方法はないかを自問自答し続けます。

上記マスク氏のロケットの例であれば、ロケットは何でできているのだろう、と考えます。調べると本体価格の2%にも満たないそうです。それならばもっと安価にロケットが作れるはずだと確信し、ロケット部品のうち8割を自前で個別生産しているそうです。マスク氏のすごいところは、スペースXを創業するまで、そもそもモノづくりの経験がなかったようです。結局3度大失敗を繰り返し、4度目に民間初の宇宙船の設計、製造。打ち上げに成功しました。NASAのスペースシャトルの10分の1程度の費用で同じプロジェクトの遂行がほぼ可能なようです。

構築型の天才は、問題を発見するのも得意です。摩擦があるポイント、障害や複雑化している要因を特定して、新しい解決策を生み出します。

第三者の意見を参考にはしますが、ダメだしされたからと言って気にもしません。そしてもっと良いものがあると信じ、確証がなくてもひたすら前進します。また、何でもない商品についても「なぜそうなっているのか」「どうすればもっとよくなるのか」と疑問を持ち続けます。

ただ、構築型と言っても、人それぞれ問題のとらえ方が異なります。マスク氏は物事をできるだけ広く考えることが好き、ある人は常にギャップを探り、一歩下がってみることで別の選択肢を考える余裕を持つといいます。いずれにしても過去の積み重ねを一度ゼロにして考えているようです。

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