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成長時のチェック項目

開店直後(あるいは開業直後)は、開店景気があるか、閑古鳥かどちらかですが、いずれにしても最初は店主も緊張の糸が貼りっぱなしで、何でも全力投球をしてしまいます。お客さま、業者、従業員の対応等。ようやく獲得したお客さまを満足させようと必死になっているうちは店は何とか回っていくものです。でもたいてい、収入や支出、手元資金の管理、あるいは在庫管理でさえもしていないということがほとんどではないでしょうか。それでも規模が小さいうちは頭の中で整理ができますが、段々お客さまが増えてくると、頭の中だけでは管理しきれなくなってきます。店はまさしく船であなたは船長さん。船底に穴が開いていないか、クルーはさぼってゲームをやっていないか、見張り役はマストの上で酒を飲んで寝ていないか、そういった管理を行っていかなければなりません。特に嵐のような成長期を乗り越えられるかどうかは船長の肩にかかっているといえます。いくつかチェック項目を挙げてみました。今回は総論的に記載しましたので、それぞれの業界に応じて、頭の中でアレンジしてみてください。

  • 資金繰りの状況

どんぶり勘定で済ませるのではなく、きちんと資金繰り表を作成しておきましょう。いつ売り上げが確保できるとわかっていれば支払いを引き延ばすこともできます。業者からの請求もいつ支払えるをわかれば待ってもらえることもあります。

  • 帳簿は毎月最新のものか

資金繰り表を作成するためには、毎月帳簿を作成しましょう。

  • 支払が滞っていないか

資金繰り表を作成するとともに、支払管理表を作成して、支払先、金額、請求日、支払期日を記載して管理しましょう。本当に見落としているだけということもあります。自分の経験から、請求書が糊でくっつきやすいものになっていて、2枚のところを1枚しかないと勘違いして、1枚分の請求にしか対応しなかったことがあります。相手に1枚にまとめてくれとお願いしました。

  • 取引先から売り上げを期日通りに回収できているか

自分の支払いだけでなく、売り上げが回収できているかも管理しましょう。店にとってみれば、概ね現金払いがほとんどでしょうから、後はクレジットカードの資金回収になります。まれに忘年会など請求書払いになるときもありますから、その時には注意しましょう。

  • 税金や社会保険などの支払い漏れはないか

銀行融資ができなくなりますので、税金や社会保険の払い忘れがないようには注意しましょう。滞納の場合の利息もサラ金並みですので。

  • どこかに深刻な問題が隠れていないか

店主が気づいたときには大ごとになっている可能性があります。目を光らせるしかありません。例えばアルバイトがレジの現金を詐取したような場合、毎日現預金の確認と売上確認をしておけば防げるものです。

  • ウェブサイトの内容は最新か

何年か前に更新が止まっているウェブサイトほど恥ずかしいものはありません。アクティブでないと店がやっていないのでは、とかあまり繁盛していないのだな、あるいは新しいものがないに違いないと、マイナスな印象しか残らないので注意しましょう。

  • ソーシャルメディアで話題作りに取り組んでいるか

いまどきソーシャルメディアを活用していない店の方が少ないと思います。炎上のリスクはありますが、むしろ炎上の方が稀です。使っているお客さまが多い場合はコミュニケーション手段として使わない方が損です。

  • マーケティングの効果はどうか

費用対効果がない広告宣伝は無駄ですからやめましょう。常に費用対効果は意識し、そのためにはかかった広告費、実際に来店したお客さま、そしてその単価を把握しておきましょう。

  • お客さまの増減やリピート回数、リピート率はどうか

こちらもきちんと表にまとめておきましょう。

  • 売上高は増加しているか、減少しているか、予算に比べてどうか。

まず当初予算を立てることから始めなければなりません、その予算と大幅に異なるときには、その予算を変えるか、あるいは予算未達の原因を探りましょう。

  • お客さまの声を拾い上げ、サービスに満足していただけているかどうか

お客さまの声には店舗繁盛経営のヒントが隠されています。お客さまあっての店です。お客さまの声を拾い上げる努力はいくらあっても足りないくらいです。また、多ければ多いほど参考になります。

  • 業界の動向を追えているか

ネット検索や新聞を読むだけでなく、業界動向に詳しいコンサルティングなどに聞いてしまうのも手です。流行に乗り遅れないようにしましょう。お客が来なくなってからでは遅すぎます。

  • 当初掲げたコンセプトと今のお客さまのニーズは合っているかどうか

コンセプトもお客さまとともに変更するものです。コンセプトとお客さまがあっていない場合には、実はコンセプトに基づいたサービスになっていない、お客さまに伝わっていない、ということも考えられます。ここが合致していないと、お客さまがそのうち心地よくなくなり顧客離れを起こす原因になります。コンセプトとお客さまのニーズを常に合致させるようにしましょう。

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