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キャンペーンやイベントのシグナリング

キャンペーンやイベントを行うときには、当日だけの騒ぎにするのではなく、開始前に助走期間を設けた方が良いでしょう。またキャンペーンが終わった後も、ブツ切れにするのではなく余韻を持たせるのです。

 

お店の開店時をサイレントスタートさせる手もないことはありません。そういった場合は開店自体もイベント性もキャンペーン性もないものになります。通りがかった人に、気づいてもらえればそれで結構。但し、店の開店前には必ず内装工事中という状況になりますので、否が応でも通りがかった人の目を惹きます。よほど隠れ家でない場合には、通りがかる人は開店後よりも注目するでしょう。

 

例えは若干異なるかもしれませんが、好きなアーティストの新曲発売のときや野球やサッカーなりの試合開始やキックオフの前に気持ちが高揚したことはありませんか。人間というものはメインイベントに向けて、その前から興奮する生き物のようです。その性質を生かさない手はないでしょう。

 

開店前には開店に向けて、例えば内装の出来上がる様をソーシャルメディアで開示し、カウントダウンイベントにしてしまいましょう。新メニュー発売であれば、メニューのアイデア出し、メニューの試験的な開発、その中で起きた失敗談、試食会やモニターの感想など、新メニュー発売をイベント化するのです。人気アーティストや人気イベントほどの盛り上がりは厳しいですが、関心を集める効果はあります。

 

手間に思えるかもしれませんが、こういったことを「シグナリング」と呼びます。これはこれから起こる内容を事前に知らせる行為です。売り手市場を目指す場合は、特に重要です。概ね売り手市場になれない場合は、シグナルの発信が不十分です。そもそも新メニューを売り出しても、ウェブサイトの商品ラインナップやメニュー表に加えて、誰か買ってくれたらいいなと願っているだけになってしまいます。

 

売り手市場を目指す会社は、これから数量限定で新商品を売り出しますというシグナルを発します(Apple社のように)。そして詳しい情報を知りたい人は一定の方法でシグナルを返してくださいと、双方向イベントに変えることができます。そして売り手市場の会社は、少なくとも売れることを願って、口を開けて待っているだけではなく、消費者が殺到するようなイベントやキャンペーンを展開します。この時に大切なことは、自社からシグナルを発して、この先どのような商品を展開するのか、この商品を手にしたあなたはどんないいことがあるのかを提示するのです。

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