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C1000タケダのソーシャルメディアに見る、我々のコミュニケーションの形

風邪をひきやすい冬の必需品といえば、c1000タケダだ。これはハウスウェルネスフーズ株式会社の一ブランドであるが、c1000タケダはtwitterの専用アカウントは持たず、本体のアカウントに同居している。C1000タケダのソーシャルメディアはInstagramのアカウントになる。あの真っ黄色はまさしくインスタ映えするきれいな色だ。

C1000タケダのブランドホームページは、それ自体がインスタっぽいサイトの作りになっている。内容はキャンペーン、レシピ、ウンチクと非常にシンプル。現在進行形のキャンペーンは「冬の元気にビタミンCキャンペーン」。クイズに答えてWEBから応募すると、抽選で温泉カタログギフト(50,000円相当)が当たる。あるいはハッシュタグ「#冬の元気にC1000」をつけて、Instagram/Twitterに投稿者にとっての「冬の元気」をC1000商品と一緒に撮影して投稿すると、抽選でC1000商品が当たり、さらに本田翼さんに選ばれた5名様に、本田翼さんサイン入りビタミンレモンをプレゼントという企画。キャンペーンサイト内に、投稿例をアップしている。Instagramの応募は@c1000.jpをフォローすることになるが、Twitterの場合は本家のアドレスのため、@housefoods_nowのフォローとなる。キャンペーンサイトには、InstagramアカウントやTwitterアカウントを持っていない人のために、アカウントの作り方のナビゲーションまである。さらにみんなの投稿を見るためにボタンが設置してあるが、例えばTwitterのボタンを押すと、「#冬の元気にc1000」というハッシュタグで検索され、一覧を見ることができるようになっており、SNS初心者がキャンペーンに参加しやすいような、非常に親切な作りになっている。

Twitterの投稿と、Instagramの投稿は前者が日常の一瞬を切り取ったイメージ、後者が意識して着飾ったイメージがする。既に我々は、ソーシャルメディアの違いで、ふさわしい投稿の仕方を身に着けているといってよい。

その他、皆さんも手に取ったことがあると思うが、C1000に手書きスペースのあるラベルがある。「おつかれさま」「この前ありがと」とか一言が書ける。ちょっとしたコミュニケーションに使える。それだけでなく、手書きのコメントの入ったC1000はSNS映えもする。

C1000探検隊というコンテンツは、ビタミンCについてのウンチクを、LINEの会話形式で、3名の人形が専門家に尋ねる形で解説している。Twitterの140字やLINEの会話形式に、我々のコミュニケーションは完全に溶け込んでしまっている。これら形式外の会話はとてもしずらい。長い文章とか、もう絶対にダメ!

C1000のホームページを見ると、ソーシャルメディア時代において、ユーザーフレンドリーなコミュニケ―ションとは何かを改めて考えさせられる。最初は使い方に慣れるのに四苦八苦しているが、慣れてくるとその制約条件が心地よくなってくるのだ。例えばTwitterは140字に抑えるのが大変なのではなくて、140字に自然に抑えるようになる。Instagramでは見栄えの良い写真を上げようとする。見慣れたLINEの対話型インターフェイスを見ると、自然に頭に入る、など。

それゆえ、200字かけるようになるTwitter、文字もかけるInstagram、LINEの友人知人同士のコミュニケーションに、割り込んでくる企業広告等、その本質や存在意義を忘れてくると、ユーザーから敬遠される危険性がある。ソーシャルメディアは、運営主体が自由に儲けて良い場所ではなく、もはや公器そのものになっている。もちろん営利企業が運営しているのだから、儲けて何が悪い、というのは当然の企業の論理だと思うが、社会に支えられている公のインフラという意識を忘れ去れば、いずれ、あらたなソーシャルメディアにとって代わられ、今の銀行のように、衰退する可能性も秘めていることを忘れてはならない。

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