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成功した起業家の頭の中を覗いてみよう。彼らの発想法とは?

起業家の発想法について考えてみましょう。彼らがどのようにビジネスのアイデアを見つけるか、大きく3つの方法があります。
(a) 応用型
(b) 構築型
(c) 統合型

ここではまず応用型から見ていきましょう。

この応用型とは、問題の解決方法として、その問題が当業界でどのように対処されてきたかを調べるのではなく、全く別の業界の技術を応用して解決できる方法を考える、というものです。別の分野で問題が解決できているものは、それをちょっとだけアレンジすると上手くいくこともある。

例えば、スターバックスは、代表のシュルツ氏がイタリア出張時に人々がカフェに集まってエスプレッソを飲みながら歓談している様子を見て、カフェが快適なコミュニティの場であることを知ったそうです。当時はアメリカ人が外出先でコーヒーを飲むときはほとんど外食時だったようなのです。そこでシュルツ氏はカフェを職場と自宅の間にある第三の場所にすることを思い立ちました。最初はイタリアのカフェを模倣し、ウェイターに蝶ネクタイを付けさせ、BGMをオペラにしたそうですがアメリカ人には全く受けず、BGMをオペラからジャズやブルースにして、座ってコーヒーを飲めるように、長い時間座れるような椅子を置きました。その結果、そこでパソコンで快適に仕事をするスペースとして使われるようになり、世界的なチェーン店になるほどの巨大のコーヒーショップになったようなのです。

成功しているコンセプトに目を付けることで、他に組み込む方法を探します。そして成功している理由や仕組みを調べ、真似るべき点と変更すべき点を考えます。ここで応用可能かどうかを見るに、類似性が高いかどうかに目を付けます。その類似性が高ければ高いほど、応用できます。古くは印刷技術を生み出したグーテンブルグも、当時のブドウの圧搾機をヒントにしたと言われています。つまり、ブドウから果汁を絞り出すプロセスがインクを紙に移す作業と似ていたようなのです。

よく目の付け所が違うという人は、こういうところに目を付けていたことになります。我々が「これはこういう使い方をするものだ」と決めつけてしまいますが、社会の常識を常識と思わずに、アイデアの転用方法を考えます。既存でうまくいっているビジネスもそのコンセプト刷新を考えます。例えば、グーグルのアルゴリズムも、元々スタンフォード大学の図書館にあった学術文献のランキングアルゴリズム「ページランク」を応用したものであるようです。また、当時、検索は「アルタビスタ」で解決済みだったと思われていたのですが、当時の検索は、実質的な情報分類がされていなかったようです。いわゆる本当に調べたいものが出てこないものでした。検索はすでに解決済みだ、と思わなかったラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがいなければグーグルはこの世に誕生していませんでした。

それほど重要だと思えない情報を見逃さない柔軟性を持ち、他の人が見逃がしているポイントを積極的に探ってみる、そして様々な物事のちょっとした知識を強みにして、関係のなさそうな分野の知恵を応用して使ってみる、こういう考え方が必要なようです。

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