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小さくても個性的であれば生き残れる時代

大企業が優れている理由は、別に大きいからという理由ではありません。大きさではなくブランドに惹かれます。そのブランドに対する愛着とか、安心感というものです。

 

日本の経済的な事情もあって、お金に余裕のある人とそうでない人の二極化がより進行し、その中間層を狙っていた今までのマーケティングが通用しなくなってきました。今まではそこそこ余裕があった人向けのものでした。お金に余裕が少ない人の行動パターンは、生活に必要なものと、どうしても欲しいものしか手に入れようという気がありません。普段の生活に必要なものは、徹底的に安いか、あるいはそこに自分にとって欲しいもの成分が付加されているため、購入してしまうものです。

 

徹底的に安いものは、大企業にはかないません。どうしても規模の経済には勝てません。同じ土俵(つまり安値)で戦ったって難しいのです。少しくらい品質が悪くても、100円ショップで十分なものは十分ではないですか。100円ショップ自体は、100円というコンセプトがありますが、商品は顔のない無個性なものがほとんどです(必ずしも無個性とまでは言い切れませんが)。

 

小さな会社や店が勝つためには、ひとえに「個性」しか武器がありません。しかも強烈な個性です。多くの人に好かれるものは、強烈な個性なのかというと、そうではなく、そこそこいいものにすぎません。結構イケていて、何がいいかって、結局みんながいいと思っているから良いのです。あまり強烈な個性を持っているのは、逆にウケません。ご飯を毎日食べられる理由は、強烈な個性がないからです。

 

大企業は広いターゲットに薄く、でいいのですが、小さな会社や店は、狭いターゲットに深くグサッと刺さらなければ、自分たちがビジネスを継続できる売り上げを確保することもできません。大企業は広く薄く軽く共感され、小企業は狭く厚く深く共感されなければならないのです。全ては「個性」にかかっています。

 

一時はグローバル化が叫ばれましたし、今でも海外志向の企業は多いでしょう。ここでも今後、更なる二極化が進んでいきます。グローバルに広く浅くビジネスをするのか、ニッチなローカルで狭く深くビジネスをするのか、です。

 

個性を構築するためには、マーケットの中であなた自身、会社や店、スタッフ等の知名度、好感度や信頼度を高めていく必要がありますが、ニッチなローカルマーケットでは、地元でのチラシ配りやら、ネットでのローカル告知、あるいはソーシャルメディアでのブランディングで十分になります。

 

デパートはそもそも集客力がありますが、中のテナントが独自で奇抜なマーケティングを展開できません。いわゆる個性を発揮しづらいのです。それと同じです。個性を発揮する企業や店は、その業種が集まるポータルサイトでは告知がしづらい、その点を理解しておかなければなりません。

 

「鶏口となるも牛後となるなかれ」とはよく言ったもの。もちろん牛の後ろにいた方が心地よい人もいます。でも一度鶏口になることを決めた人がポータルサイトで店の宣伝をしていると、あなた独立して意味あるの?と問うてみたくなりますね。牛後はサラリーマンの特権だと気づくべきでしょう。

 

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