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優秀な起業家の頭の中をのぞいてみよう。応用型とは?

他業種からアイデアを応用するという「応用型」、ゼロベースから新たなコンセプトを作る「構築型」、そして既存要素の組み合わせからこれまでにないものを生み出し、対照的なものを集めて新たな道を切り開く「統合型」がありますが、今回は「統合型」を掘り下げてみましょう。

音楽でも皆さんJ-POPを聞かれている方も多いと思いますが、これも日本的なもの、日本人がやっている、くらいな意味合いでしかないのですが、何はともあれ、日本とポップ・ミュージックを統合したものです。立派な一ジャンルになっています。そもそもポップ・ミュージックも、ロックンロール、ダンスミュージック、ラテン音楽、カントリー・ミュージックからの要素を取り入れています。つまり統合型なのです。

融合はそこらかしこで起こっています。バイオテクノロジーも、生物学と情報工学が組み合わさっています。必然にも見えますが、何でもかんでも融合できるというわけでもありません。複数の要素が部分的に重なり合う可能性を探って、上手く調和する方法を見出していきます。もっと身近な例で言えば、ラーメンサラダ、ラーメンとサラダという、全くあり得ない組み合わせですが、食べてみるとものすごくおいしい。簡単なようで非常に優れた組み合わせです。闇雲に統合するのではなく、異なるピースを融合することで、より良いものを生み出す、別の言い方をしますと、具体的なギャップを埋めようとしているようです。ラーメンサラダでは突き詰めて考えると健康でしょうか(炭水化物が多いのでダイエットにならない?)。

ある心理学者の実験で、被験者にロウソクと数本のマッチ、そして箱入りの押しピンを渡し、壁にロウソクを固定してください、と問題を出します。多くの人がマッチでロウソクを溶かして壁にくつけようとしますが、たいてい制限時間内には上手くいきません。中は押しピンの箱を壁に止め、そこにロウソクを入れた人もいたそうです。これはすごい発想です。統合型は、一つ一つの要素を分解して、新たな状態に組み合わせることができます。

また、正反対なものから融合して思いがけない発見をする場合があります。実用的なものかどうかはさておき、「黒い白馬」「甘い苦さ」「苦しい楽しみ」等、反対の意味の組み合わせが創造力を高める可能性があります。正反対に見えるものを組み合わせて市場を開拓する、ということですが、ソフトクリームが甘いのは当たり前ですが、しょっぱいソフトクリームはどうなのか、とすれば甘党ではない新たな市場に打って出られるかもしれません。金沢の方でしょうゆソフトクリームを提供しているところもありますが、あれはしょっぱいものではなく、しょうゆのおかげで、よりソフトクリームの甘さが増していました。そういえばスイカに塩をかけるとより甘みが増しますね。

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