BLOG

あと1万円の錬金術、チリも積もれば丘くらいにはなる庶民の生活

物価は上がる、税は上がる、支出は上がる。でも賃金は上がらない。ここ最近の日本経済のスタンダードだ。支出が上がって収入が上がらないならば、財布のひもを固くする。当然のことだ。しかも頑張ったところでこれと言って収入が上がるわけでもない。

庶民は思いのほか賢い。というか賢く生きないとどうにもならない社会になっているのだが、さて、賢い人はどれくらいに賢いのか(特に主婦の方)。

まず稼げるところで稼げ、というのは事業の話ではない。その一は、ポイントの獲得。少しでもポイントを稼ごうと、ピザの宅配に電話は厳禁!(そもそもスマホは通話のツールじゃありません!)。ポイントサイトを経由することで、購入額の数%がバックされる場合がある。実家暮らししていなくても、実家へ宝探しに向かおう。不用品はフリマで売り払え!下宿先の洋服棚にも売れるものはあるだろう。トレンドの服は高値で売却。さらにセールという言葉には目もくれず、カカクコムで価格のチェック。絶対に最安値でしか買わない。しかしそこで待て!値段が同じであるならばポイントがより多く貰える時と場所で買おう。

ヘアサロンでカリスマ美容師なんていつの話?今どきはカットモデルで安く、あるいは無料でやってもらう。ホットぺーパービューティーなんて、割引と無料を探すためのサイトでしかない。通帳はキャッシュバックのつく金融機関で作る。また、コスメや日用品は懸賞やモニターを活用して、サンプルでゲット。当たれば儲け。しかも結構当選確率も高い。浮いたお金は他に使う。さらにキャンペーンサイトがあったら参加。アマギフ(Amazonギフト券)が当たるなんて言ったら即効!ポイントも楽天のお買い物をポイントサイト経由で購入するとポイントも二重取りする裏スキームも。そしてたまったポイントは換金して貯金。

アンケートに答えてポイントがたまるなら、隙間時間に面倒くさがらずに答える。そしてポイントをためてギフト券を頂く。

同じものならより安く。さらにポイントが付くならば、絶対に利用。一つの買い物でポイントサイトをかましてダブルでポイントゲット。懸賞があったら参加。ただで利用できるものは利用しまくり。キャンペーンの匂いには敏感。

ここまでくるとポイント魔、キャンペーン魔のように見えるが、庶民は切実で、このようにコツコツと可処分所得を上げている人も少なからずいるのだ。このような人が増えたのも、収入増が期待できないがため。会社で一生懸命働いていても、その会社がつぶれたり、リストラに合うことさえある。それは会社勤めもどこかリスキーであることを実感しているのだ。そんな人に対して、残業は美徳、土日出勤は日本人の鏡だとか、古いオッサンたちが大声を上げても響くわけがない。さらにバブルを見ることなく育った人たちにとっては、一万円札を見せて夜のタクシーを拾ったなんて羽振りの良い世界も想像だにできない(自分も諭吉でタクシーを止めた人は直に見たことはないけれど)。

現代人全員がポイント魔やキャンペーン魔であるわけではないが、大なり小なり、チリも積もれば、、、という感覚は、今どきの若い人たちの方が古いオッサンよりも研ぎ澄まされていることは確かだ。けっこう時間もかかるし時間の無駄じゃね、という意見もあるかもしれない。しかし稼ぐのにひーこら言っている層は、時間よりも金なのだ。

そんなわけで、キャンペーンが少なからず店やサービスの認知に効果的であることは確かだ。あと昨日の加賀屋の例ではないが、そのキャンペーンでお得を味わった人の後ろに、何万人もの潜在顧客がいることを忘れてはならない。

関連記事一覧