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お金持ちは長生きができるって本当?

お金持ちであればあるほど寿命が長いと結論付ける研究結果が多く見られます。例えばアメリカのシンクタンクであるブルッキングス研究所のバリー・ボスワース氏の分析で、1940年に生まれた男性が、所得が上位10%に入っていた場合、55歳になったとき、あと34.9年、つまり89.9歳まで生きられる可能性が高い。逆に所得が下位10%のときに、寿命は24年、79歳で死ぬという計算になっています。

 

次はデンマークの研究結果ではあるが、高所得者層の40歳の男性の平均余命は77.6歳であり、貧困層の男性の平均寿命は75.2歳、つまり、高所得者のほうが2.4歳長生き。ちなみに女性は2.2歳長生きのようです。福祉国家であるデンマークの方が平均寿命が短いというのが少し驚きともいえますが、アメリカで金持ちの方が長生きをするというと納得できなくもありません。

 

しかし所得が高いことが、寿命が長いというと、先進医療が受けられるから、というと必ずしもそうは言えない気がします。高所得者の方が、健康に気を使っていて、例えばジムに通っているのかもしれません。体が頑丈な人の方がお金を稼げるのかもしれません。相関関係は所得以外に別の要因もありそうです。

 

日本が世界で指折りの長寿国であるというのは、国民皆保険制度のおかげと言えなくもありません。その他は気候や食事もあるでしょう。ちなみに厚生労働省の都道府県別の平均寿命(平成27年)では、男性の第一位が滋賀県で81.78歳、女性の第一位が長野県で87.67歳となっています。対する東京は男性で81.07歳(11位)、女性で87.26歳(15位)となっています。もし所得と寿命が完全に相関関係があるとしたら、所得が高いとか、すぐに先進医療が受けられそうな東京が第1位じゃないとおかしくなりますね。

 

いずれにしても、日本は自由診療という選択肢は非常に少ないものの、保険の範囲内で治療を受けられるわけで、その辺はお金持ちも貧乏人も大差がないということになります。いい国じゃないですか。

 

実際に命に係わる病気にかかってしまったら、自由診療を受けられれば、何でも解決するかというとそうではありません。しかも高額な治療法であっても、治療実績が上がれば時間はかかってもいずれ保険の対象となるそうです。

 

普段は自由診療を用いていても、結果が大差の出ないような重い病気の場合には、保険治療を選択する富裕層もいます。ここでもコストパフォーマンスを考えているのかもしれません。

 

そもそも貧乏人は、今後、終身雇用も崩壊し、いい会社に入社しても40半ばで定年なんて社会になりますし、年金の受け取りも少なくなるので、そうなったら生活費が不足し、生きていけません。貧乏人が長生きするためには、年老いてもなお稼げる自分になることしかないですね。

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