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転落する金持ち、転落しない金持ち

自分の身の回りには、今でも金持ちで居続けている人と、昔金持ちだった人の両極端の人がいます。昔金持ちだった人の典型例が、浮き沈みの激しい事業でお金持ちになった人です。こういう人は事業がダメになって、無一文になってしまう人がいます。事業がダメになった人も二種類いますかね。単に資金調達が上手くいって、そもそも事業が上手くいく前に、お金を溶かしてしまって、その間は羽振りがいいという人と、本当に事業が上手くいっていたのですが、何かをきっかけにして、たいてい事業と関係のないところにお金をかけている人(男の場合ですと、たいてい愛人に使い込む場合がよくある)でしょうか。

転落人生を歩む人の多くが、フローでお金持ちになっている人です。つまり毎年出入りするお金のことです。これはモノやサービスを販売して利益を出し、その利益が大きくなることを意味しています。サラリーマンであれば、年収がずっと上がり続ける人生です。サラリーマンであっても、会社が傾いてしまえば、転職の必要が出てきまして、転職をすると必ず年収が上がるわけではありません。事業はもっとシビアです。ヒットしているものが売れれば、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れますが、一度売れなくなると、すぐに収入が減ってしまいます。一発芸人も似たような世界ですね。

事業の場合、確実に儲かるとわかれば、みんなが参入して競争が激しくなり、そのうち利益も少なくなります。ニッチな分野は競合が少ないので、うまく儲けられればしばらく利益を独占できるものの、いつまでもその事業を続けていることが難しく、その分野に固執してしまうと、いざというときに転落人生が待っています。

ストックから稼ぎ出す人は少し違います。不動産の運用、資産の運用、あるいは自分の会社が上場することで資産が増えていきます。当然、ストックであっても経済の影響を受けますので、ずっと安泰というわけにはいきません。

株式であれば暴落はあります。リーマンショックやサブプライムローンが記憶に新しいところです。少し古いですが、日本でも不動産バブルやITバブルがありました。一夜にして億万長者になれたり、一夜にして資産価値が暴落するということはあり得ます。但し、よほど危なっかしい資産でなければ、簡単になくなることはありません。未上場株式であれば紙切れになりますが、不動産であれば紙切れになることはないのです。

つまりストックをベースにして事業を行っていければ、転落したとしてもゆっくりとしたペースで転落することはありますが、一気に転落することは考えづらく、その間で立て直しも可能となります。フローで稼ぎ、浮き沈みが激しく、資産に転換できないと転落する可能性も増えます。とはいえ、自分そのものがお金を生み出す資産(つまり労働力)という人が大半ですけれども。

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