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見かけで背伸びするな、自分が背伸びするのはよし。ビジネスは中身で勝負せよ。

六本木で、月額500万円の家賃の事務所がありました。回っているのであれば問題はありません。その経営者の考え方で、いい場所で仕事をしていれば、大きなお金が降ってくる。いわゆるはったりかましですね。そうであるならば人も揃えた方がよいのではないかと思うのですが、だだっ広い事務所に人が多いときで数名。おそらく10人、人がいたためしがなかったのではないかと思います。

ある大富豪から資金調達をし、そのお金で半年ぐらいきちんと払っていたようですが、次の調達ができずにあえなく沈没。さらに半年ぐらい家賃を滞納して出ていく羽目になりました。

別の例として、こちらは家賃としては月額100万円程度ですが、赤坂でレストランを経営していたケース。この人は中々の強者で、ある経営者がそのレストランを手放すタイミングで、そのレストランを買収するといって、その経営権を確保し、その後一度も家賃を払うことなく、4か月後に締め出されました。その買収するお金もなんだかんだで払わずじまいでした。当然裁判になっています。

こちらの経営者の場合は、このレストランで投資を受けたい人、投資をしてくれる人の接待用で使う目的がありました。しかし残念ながら投資をしてくれる人が投資をしてくれなかったのです。

一般人にしてみれば、ただのアホにしか思えないのですが、二人の経営者はいたって経営戦略の一つだと考えています。しかし私も一般人ですから、どう見てもこの両者、ただのアホにしか思えません。

はったりかましも悪くはないのですが、かますところが違います。この方々の発想は家賃も広告宣伝費という考え方です。そこは間違っていません。ある程度、軸になる事業があれば、その収益の中で、高額な家賃を払って豪華な事務所を借りても別に構いませんが、軸になる事業を持たずに高い家賃を借りて払えないでは、正直終わってます。立派なオフィスを構えていれば誰かが出資してくれる、これでは正直単なる詐欺のようなものです。ビジネスの中身で勝負しろよと言いたい。

また、別のケースでは、新興市場に上場したての企業が品川に立派なオフィスを構えました。いいところにあるといい人材が集まってくると考えました。しかし1年足らずで、その家賃負担に耐え切れず、退去する羽目になりました。その企業は結局上場廃止に追い込まれました。

たかが家賃、されど家賃。家賃は固定費ですから、ご利用は計画的に。

いいところに構えても内容が伴わないといけません、という例だと思っていただければ。身の丈にあった場所が一番なのです。もちろん多少背伸びも必要です。しかし、その背伸びが家賃というのは、正しいとは思えません。自分への業務負荷、つまり仕事の抱えすぎ、自分のやったことのないことにあえてチャレンジする、それも決して良いことではないですが、家賃にかけるよりもマシです。

飲食店や美容室の場合には、場所ではなくて、顧客満足を高めるために食材や手間で背伸びをした方がよいのでは。当然場所の良しあしが顧客満足を高めるファクターになっていれば、場所にお金をかけるのもありだと思いますけれども。

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